日本から欧米への旅行は簡単ではない。
チケット販売サイトに接続出来ない場合もしばしばあって、
コンサートチケットを確保するのが、まずひと苦労。
航空券、ホテルの予約も、条件にあったものを探して、なる早でやらなければならない。
会場近くのホテルは直ぐに満室になる。
キャンセル代を丸々払う覚悟がなければ、直前で旅程を変更するなどは不可能。

バルセロナでチケットのトラブルがあった後、ベルギーのリエノが、
ブリュッセルのチケットが余ってるから、只であげる、と申し出てくれた。
その気持ちは大変嬉しいのだけど、散財した後、またベルギーまで行くなんて出来ない。
その辺の感覚が、日本とユーロ圏の違いかもしれない。
ユーロ圏の人達は気軽に移動する。
リエノにはダブリンのチケットの事で相談した事があって、
最初は気軽にOKしてくれていながら、本番になるとあっさりスルーされた。
良い人なんだろうけど、イマイチ微妙。

ポルトガルのイケメン、ペドロは、荷物の郵送を手伝ったお礼に、
ポルトガルのファンクラブで作成したTシャツをくれる筈だったが、
郵送費の受け取りの事もあってメッセージしたら、
あっさりと「Tシャツを持って来るのを忘れた。」と言われた。
おいおい。
でも、返信はこまめにくれる。
イケメンだし。

カナダに国籍変更したヌーノはイケメンで優しい。
チケットのトラブルの事も気にかけて、慰めの言葉をくれた。

シャノンの気遣いは素晴らしい。
JFKで飛行機が遅れた時には、直ぐに助けを申し出てくれた。
リサやデイナ、レニーも、大人の気遣いが出来る素敵な女性。


ケヴィンはどうにも中途半端だ。
「会いたい。」と言ってくれる割には、いざとなると連絡が滞る。
私に対して責任を持つのが負担だから、やらないのだろう。
今回もケヴィンの都合に振り回される。

でも、ダブリンではケヴィンはGAのナンバー・チェックの列には並ばないと言っていて、
だとしたらコンサート前日の到着で十分だったし、AirBの予約もその日からだった。
1日前倒しにして、別のホテルを追加予約したのは、
私と会う時間を作ろうとしてくれたからのように理解出来る。
…ちょっと微妙だけど。

この後、他のU2のコンサートに行くかどうかも尋ねられた。
私が行くなら、コンサートに行くのも兼ねて、また会おう、という意味なのだろう。
でも、それもはっきりとは言わない。
自分から積極的に誘っては来ない。
その辺が逃げ腰。
ダブリンでの予定を尋ねても、はっきりしない。
どうせまた、他の人達と動くのかもしれない。
最初の出会いと違って、そういう仲間内に誘ってくれなくなったのは、
関係性を周囲に知られたくないからだろう。

色々不安定。
割り切って付き合うしかない。

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