忍者ブログ
マンガ家Mの日常
オークランド2日目。
前日に従って、GAラインは夜明かしのキャンピングになると分かっていて、
でも、初日のコンサートが23時過ぎに終わるわけだから、
翌朝の番号チェックまで、初日ほどには長くないから、当然並ぶ決意を固める。
ステフから貰ったテントとマットレスもある。

2日目の番号をもらいに行くと、60のように聞こえたけど、
それは間違いで、16だった。
16番なら守る価値がある。
急ぎ、ホテルにテントを撮りに帰り、夜明かしすると、
なんと、9番に繰り上がっていた。
Bステージ正面を目指すしかない。

オープン後、めでたくBステージ正面に到達。
すぐ後ろに来た女の子2人組が、可愛子ぶりながらも、
押し込む気満々なのが分かったので、隣のジャネルと共闘して阻止。
女の子達は途中で諦めたようだった。
当たり前だ。
こちとら、あんたらが生まれる前からU2 の追っかけをしたるんじゃ。

ジャネルも、一見大人しそうな雰囲気だったが、
コンサート会場に入ると目の輝きが違った。
頼もしい。
おそらく、かなりな手練れと見た。

この1日を振り返る。

U2 のステージは幸せに満ちて美しかった。
内省的なi+eツアーよりも、大型で華やか。
このライブを見て、もし、感動しない人がいたら、もう、ほっておけば良い。

U2 のステージを最高の状態で見るために、でき得る限りの努力を積み重ねて来た。
海外に飛び、下手な英語で大勢の人とコミュニケーションを取り、野宿も辞さない。

自分の人生で、これだけ頑張れるのは、
マンガの仕事とU2 だけ。

結婚とか、そういう事には全然頑張れなかったなぁ。

学生時代は、地元の福岡は特に封建的だったので、言われずとも、
仕事を取るか、結婚を取るかの選択が突きつけられる。
で、結局、仕事を優先して来た。
マンガの仕事よりも好きになれる男性がいたら、仕事を辞めようかと
考えてみたりもしたけど。
そういう人は現れず。
これまでに付き合った人達、一番長かったフィリップにしても、
咲かれる為に頑張る努力はボチボチでしかやらなかったと思う。

…そんなに好きじゃなかったんだな。
なんか、ゴメン。

明朝の便でブリスベンに移動します。

iPhoneから送信
PR

何度聴いても、BONOの歌声には魂を掴まれる。
3時間が一瞬のように感じられる、素晴らしいコンサート。

初日はあまり良い番号が取れなかったので、Bステージ2列目を選択。
皆、無理に押し込んだりしないので、良く見えた。
でも、やっぱり、気兼ねせずに全景を堪能できる最前列に行きたい。
コンサートが終盤に近づいた頃、周囲のベテランファン勢の様子を探る。
彼らの移動に合わせて動く。
それなりに顔見知りになっているので、方向を教えてもらえて、
スムーズにナンバーガイの元にたどり着き、良い番号をゲット。

2日目も同じで、夜通しのキャンピングが求められる。
ステフにもらったテントとマットをホテルに取りに戻り、会場外でキャンピング。
暗くてテントの張り方が分からず、近くの人に頼る。
ナンバーガイの男性がサクサクと張ってくれた。
こんな時、男性が白馬に乗った王子様のように見える。
朝見たら、普通の人なんだけど。
助けが無かったら、平べったいシートを前に呆然と夜明かしする羽目になっていた。

同じ頃に来たジュリアナと一緒にテントに入る。
熟睡。
ホテルで起きる時間を気にしながら寝ても、眠りに入れなかっただろう。
キャンピングを諦めて、帰った人もいて、朝には番号はもう少し上がっていた。

成田からの機内で、既に日本に帰りたくて、オークランドが憂鬱で仕方なかったのに、
一気に天国に来た気分。
昨日、会場近くのカフェで買ったコーヒーを飲んで以来、気力が復活している。
移動の間コーヒーを飲めなかったので、
2、3日空くと、コーヒーの威力って凄いんだなぁ。

iPhoneから送信

やっと初日。

朝、始発の電車で会場に行ったものの、
昨日より少し遅い番号になってしまった。
仕方ない。
明日は何とかしよう。

iPhoneから送信

いつもどおりのGAの並びが進んでいた。
ところが、そのやり方を知らない地元の人たちあから会場にクレームが入った。
結果、初日のコンサートの前夜は、ゲート前でキャンピングして、
ずっとキープしておかなくてはならなくなった。

会場のルールとして、キャンピングは認められていなかったので、
それ用の装備を持って来ていない。
分かっていれば、寝袋を持って来たのに。
その後のコンサートの事を考えると、夜明かしは体力的に無理。
諦めて、当日朝行くしか無い。

他の人達も、大勢が諦めて帰る。
しかし、4日前から来て早い番号を取っていた人達はそうはいかない。
近場でキャンピング用の品物を揃えて、徹夜に備える。
400Z$くらいかかったと言っていた。
1日だけの予定の人が、翌日にはキャンピング用品を譲ってくれると言ってくれた。
しかし、まだ何がどうなるか見当もつかない。

安いホテルで、共同部屋のプラグが1つしか機能しなくて、過値の充電ができない。
電源に繋げないと、タイマーを使うのが難しい。
とりあえず、談話室で充電する。
ソファーで横になっていたら、すぐ側で女性が大声で話している。
うるさかた眠れない。
よりによって、何故その場所にいるのだろう。
他にも場所は空いているのに。
移動しようとしたが、他のプラグではやっぱり充電機が機能しなかったりする。
どうなっているのか分からない。
仕方ないので、充電が済むまで、大声を我慢。

iPhoneから送信

オークランド2日目。
観光する時間は殆ど無いけど、
ホテルが中心街にあるので、その辺りを少しだけ散策。

南半球は初夏なので、ちょっと暑いけど、程よい気候。
街はLAとハワイ半々って感じかな。
のんびりしてる。
街の人は観光客に親切で、ちょっと迷ってたりすると、声をかけて来て教えてくれる。

昨夜はGAナンバーを取った後、すぐに帰れば良かったんだけど、
久しぶりに会うファンの人達と一緒に、会場の外に漏れるリハーサルを聞いて、
その流れでつい出待ち。
ところが、メンバーがなかなか出て来なくて、帰るに帰れず、深夜まで待つはめに。

何とかアダムとエッジに会えたのは良かったけど、
列車の時間が終わっていて、
焦って、ブリジットのホテルに泊めてもらうよう頼み込んだ。
泊めてもらうのもだけど、長時間の移動でクタクタで、
翌朝のナンバーチェックの時間に間に合うよう起きられるか心配だったので、
ブリジットを頼った。

ブリジットは快く引き受けてくれた。

一方的に世話になるのは躊躇われるので、
東京のチケット取りの手伝いをしっかりしてあげておいて良かった。


iPhoneから送信