初めて会う人には当然ながら仕事の事を聞かれる。
マンガ家だって言うと、何処で描いてるか聞かれる。
この数年はハーレクインがメインだったので、そう答えていた。
すると、大体似たような反応が返って来る。
世間一般、普段マンガ、特に少女マンガを読まない方々の反応。
男性からは「Hなシーンのあるマンガ。」
女性からは「あり得ない話。」...って言う感じ。
まぁ、実際そう言われても仕方無いんだよね、その通りだから。
ロマンスに特化した小説は沢山ある。
でも、ハーレクインは元がペーパーバックなので、
やはり小説としては質が劣るものが殆ど。
だからって、ロマンスものがダメな作品だって言う事は無い。
「風と共に去りぬ」だって「ローマの休日」だって
立派なロマンスものだからね。
ハーレクインの名称を出す度に、侮蔑を含んだような目線を受けて
悔しい気持ちはあったけど、
私としては、ジュリア・ロバーツやメグ・ライアンが主演した映画のような、
誰もが見て楽しめる作品を目指して描いてきた。
でも、結局、「Hなシーンのあるマンガ、あり得ない話。」
そう言う原作ばかりを渡されて来た。
それで書き換えもダメとなると、
侮蔑されるのを覚悟で描かなければならなくなる。
侮蔑される作品を誰が描きたいと思う?
そして、それは売れるのか?
ハーレクインの小説の熱心な読者の方のブログをちょっと見た事がある。
かなりな作品数を読まれていたようだった。
そうした方の意見は、やっぱり、
「同じようなエピソードを張り合わせて、繰り返し同じ事を書いている。」
と言う不満の声だったし、
書きっぱなしでどうなったか分からないエピソードについても指摘されていた。
こういうストレートな読み方をされる読者の方ばかりでなく、
もっとマニアックな方は、敢えて荒唐無稽なロマンスを楽しんでいたりする。
ハーレクインの中心的読者ってそう言うものかもしれない。
でも、そうなると読者層は広がらない。
マンガの方にしてもしかり。
マニアックな固定読者だけに頼り切りになるのではなく、
もっと一般の読者を開拓していかなきゃ、売り上げが伸びる訳が無い。
マンガの編集者さんって、自分達が作ってる本の読者年齢が高いって言われるのを
嫌がる傾向にあるけど、(自分達の感性が若いって思われたいのかな?)
実際ハーレクインの読者って、小説もマンガも
4〜50代くらいの女性が中心の筈。
欧米文化に憧れ、70年代のマンガブームを経験した世代。
子育てから手が離れて、ちょこっと自由になるお金と時間が出来たから
懐かしい雰囲気のマンガを読もうかなってとこ。
2〜30代くらいになると、欧米への憧れもそうでもないし、
他の多くの遊びに時間を費やすから、マンガ離れが進んでる。
特にハーレクインみたいな洋物はね。
そうなると、当然読者数は先細り。
出版不況とは別に、読者数が年々減少していっても当たり前。
だったら、何よりもまず、良い作品を提供する事なんだと思うんだけどね。
出版社、編集さんの考え方がそうじゃ無い。
マンガ家だって言うと、何処で描いてるか聞かれる。
この数年はハーレクインがメインだったので、そう答えていた。
すると、大体似たような反応が返って来る。
世間一般、普段マンガ、特に少女マンガを読まない方々の反応。
男性からは「Hなシーンのあるマンガ。」
女性からは「あり得ない話。」...って言う感じ。
まぁ、実際そう言われても仕方無いんだよね、その通りだから。
ロマンスに特化した小説は沢山ある。
でも、ハーレクインは元がペーパーバックなので、
やはり小説としては質が劣るものが殆ど。
だからって、ロマンスものがダメな作品だって言う事は無い。
「風と共に去りぬ」だって「ローマの休日」だって
立派なロマンスものだからね。
ハーレクインの名称を出す度に、侮蔑を含んだような目線を受けて
悔しい気持ちはあったけど、
私としては、ジュリア・ロバーツやメグ・ライアンが主演した映画のような、
誰もが見て楽しめる作品を目指して描いてきた。
でも、結局、「Hなシーンのあるマンガ、あり得ない話。」
そう言う原作ばかりを渡されて来た。
それで書き換えもダメとなると、
侮蔑されるのを覚悟で描かなければならなくなる。
侮蔑される作品を誰が描きたいと思う?
そして、それは売れるのか?
ハーレクインの小説の熱心な読者の方のブログをちょっと見た事がある。
かなりな作品数を読まれていたようだった。
そうした方の意見は、やっぱり、
「同じようなエピソードを張り合わせて、繰り返し同じ事を書いている。」
と言う不満の声だったし、
書きっぱなしでどうなったか分からないエピソードについても指摘されていた。
こういうストレートな読み方をされる読者の方ばかりでなく、
もっとマニアックな方は、敢えて荒唐無稽なロマンスを楽しんでいたりする。
ハーレクインの中心的読者ってそう言うものかもしれない。
でも、そうなると読者層は広がらない。
マンガの方にしてもしかり。
マニアックな固定読者だけに頼り切りになるのではなく、
もっと一般の読者を開拓していかなきゃ、売り上げが伸びる訳が無い。
マンガの編集者さんって、自分達が作ってる本の読者年齢が高いって言われるのを
嫌がる傾向にあるけど、(自分達の感性が若いって思われたいのかな?)
実際ハーレクインの読者って、小説もマンガも
4〜50代くらいの女性が中心の筈。
欧米文化に憧れ、70年代のマンガブームを経験した世代。
子育てから手が離れて、ちょこっと自由になるお金と時間が出来たから
懐かしい雰囲気のマンガを読もうかなってとこ。
2〜30代くらいになると、欧米への憧れもそうでもないし、
他の多くの遊びに時間を費やすから、マンガ離れが進んでる。
特にハーレクインみたいな洋物はね。
そうなると、当然読者数は先細り。
出版不況とは別に、読者数が年々減少していっても当たり前。
だったら、何よりもまず、良い作品を提供する事なんだと思うんだけどね。
出版社、編集さんの考え方がそうじゃ無い。
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