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マンガ家Mの日常
知人の紹介で、漫画村の摘発を主導された弁護士さんにお目にかかり、お話を伺った。
プライベートな集まりなので、仕事目的ではないのだけど。
少し前に放送されたNHK「クローズアップ現代」にも出演されていたらしい。
放送に気づかず、見逃していた。
そのうち再放送があるかな。

サイトの運営がベトナムや中国で行われていて、
両国の協力が得られた事が摘発の成功に大きく関与したらしい。
どうしてベトナム?と思って伺うと、
技能実習生として日本に来て、酷い待遇で残念な思いをした人達が、
それならば帰国後、日本に関係する事でお金儲けをしようかと、
違法ダウンロードのサイトを開設したのでは、と。

何だか、ベトナムの方々に申し訳ない。
それでベトナムの経済が潤うなら、多少見逃してもとも思うけど、
お金が全体に行き渡るわけでもなくて、やはり取り締まるしかない。

弁護士さん達の努力が実を結び、法整備が徐々進んで、
日本国内ではそうしたサイトの開設はほぼ不可能なところまで来ているらしい。

違法ダウンロードされるのは、絶対的に大ヒット作ばかりなので、
下々のマンガ家には響かない話。
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かなり古くなったデスクトップのiMac。
下部に出るアイコンの日付けが17日になっている。
1月17日に始動した。

何年かと半年経った。
そろそろ買い替えねばヤバい。

逆説的だけど、
仕事柄、なるべく他の方のマンガ作品を読まないようにしていた。
微妙に影響されちゃうからね。

でも、ネットニュースをチェックしている時に、
バナーでちょこちょこマンガの断片が入って来るのは防ぎようが無い。
無料でもサイトに入って読んだりはしないから、ホント断片だけ。
「ファブル」は流石に断片だけでも面白いね。

ネットニュース内で紹介されてるエッセイ4コママンガみたいなのは、
大体があまり面白くない。
ネタが自分本位だったり、画面構成がイマイチだったり。

「ねこむかしばなし」だけは別格。

他、最近1個だけ気になるのがある。
マンガというより、まぁイラスト付きエッセイみたいな感じなんだけど。
自称「アラフォーデブスのぷよ子」さんが結婚するストーリー。
(ご本人の実話らしい。)
自他へのツッコミの角度と潔さが心地良い。

エッセイマンガ描くなら、中途半端な甘えや虚飾は徹底して省かないとね。

「少年ジャンプ」で最大のドル箱作品
「遊☆戯☆王」の作者
高橋和希先生が沖縄県名護市の海で亡くなられたそうです。
享年60歳。
ネットニュースをざっくり見たところでは、
マリンレジャーを楽しんでおられる中での事故だったのだろうか。

コミックスの発行部数で言えば、他にもメガヒット作が多数あるけれど、
「遊☆戯☆王」はカードゲームの売り上げ等が桁違いらしい。
近所にもカードゲームを専門に扱う小さな店舗があって、
小学生くらいの子供達がたむろしている。

子供達に楽しみを提供してくれた功績は計り知れない。

ご冥福をお祈りします。

この言葉を知らなかったのだけど…。

カルチャーをキャンセルする事。
要するに、過去の作品を現在の価値基準に合わせて書き換える作業。
(という解釈で良いのかな。)

例えば、有名な作品では、横溝正史先生の「獄門島」。
推理の要になった言葉が、現在では差別用語に当たるとして、
その後のドラマ版等では少しずつ変えられていった。

最近では、二ノ宮知子先生がヒット作「のだめカンタービレ」で、
セクハラに当たるのではとご自身で判断された箇所を描き直し、
今後発行される際には改稿したものが使用されるらしい。
(経費削減の中、そんな事をさせてもらえる作家、もしくは作品は限られている。)

新規の読者が読む場合を想定して、現状に合わせるのもわからないではないけど、
果たしてそこまでする必要があるのかなとも思う。
キリが無い。
手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生、藤子不二雄先生達の過去作は
大半が読めなくなってしまう。

キャンセルカルチャーについて語られていた新聞記事では、
犯罪等の加害者の作品が市場から排除されるケースについて触れられていた。
それも時々どうかなぁとも思う。
ちょっと判断が難しい状況の場合もあるかな。