忍者ブログ
マンガ家Mの日常
先日、知人と会食した時の事。

海外での日本食の話から、
最近、お箸使いの上手な外国人が増えたけど、
逆に下手な日本人が増えてしまった、と言うところへ。
マナーは親から伝わるものなので、親が出来ないとどうしようも無い。

知人が、「差別的な意図は無いけど、」と前置きして語った事。
親がしっかりしていて、良い家庭で育った子は、素直で、
仕事でも、上司の指導や注意に良く耳を傾けるので、成長する、と。
その方がご自身の職場の従業員を見て来ての体験談。

人の忠告を素直に受け入れるかどうか、自分でも耳が痛い。
忠告を聞いてその通りにして、良かった事もあるかもしれないが、
マズイ方向へ行ってしまったと感じる事の方が多かったような。
マンガ家の性質なのかな、個人を表現する仕事だから。

実際、マンガのネームについてはね、
編集さんに従わなければならない場面もどうしてもあるのだけど、
従った結果、その部分について、後々読者から批判の声が聞かれたりした。
自分を貫けば良かったと思う。
編集さんも、作品を良くしようとして意見しているのだけど。

編集者とマンガ家、マンガ家とアシスタント、とでは関係性が異なるけど、
自分の仕事場ではアシスタントさん達に一生懸命指導していて、
言う事を受け入れてくれたらこの人達ももっと上達するのに、と思う。

一方で、頑固で困ったなぁ、と思える人程、
精神力、忍耐力が強くて、頼もしかったりする場面もある。
古い言い回しだけど、ハングリー精神ってヤツ。

あの錦織君も、テニスアカデミー時代、
指導を聞いたフリして、自分のやりたいようにやっていた、とか。
今はマイケル・チャンコーチの事細かな指導に従っている。
その時々、錦織君は成長して来た。

従うにせよ、従わないにせよ、心の持ちようなんだろうか。
ま、絶対大事なのは結果だけどね。


PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック