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マンガ家Mの日常
原稿を見返していて、思った事。

いつもの事なのだけど、
小説をマンガにすると、編集部で企画設定した枚数には全く入りきらない。
どうしてこういう企画を立てるんだろう?
無理難題はマンガ家任せ。
編集者が内田先生に気を遣って、原作の改変をしないようこっちに言って来たけど、
そうしたらマンガという形態には悪影響があるって、分からないんだね。
マンガの編集部なのに、マンガの読者の事を考えているとは感じられないね。

とにかくセリフが多い。
何とか頑張って収めたけど。
また、以前書いたように、会話のシーンが多くて、
後半は特に動きが無くなって、やりづらかった。
まともに描いていたら、マンガの読者に楽しんでもらえるものにはならない。
構図や画面の演出等でドラマチックになるよう工夫するしかない。

ストーリーの中身そのものについては、今は言及しない。
思うところは色々あって、
おそらくは読者の皆さんも同じような感想を抱かれると思う。

この時、当初4回の短期連載で言われたんだけど、
40ページX4回では到底収まりきらないので、交渉して
5回にして32ページ分増やしてもらった。
それでもキツイけど。

詰め込まなければならない箇所も多くあったけど、
全体で200ページ弱あると、構成のバランスとしても、
ところどころで場所を取って、演出に力を入れる場面が作れる。
それは良かったかな。
40ページの読み切りでは難しいからね。


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