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マンガ家Mの日常
出来事の一連の流れで行くと、
契約通りに原作に忠実にとはならない脚本の提出が続いたので、
芦原先生は脚本家の交代を要求し、更に9、10話の脚本を執筆。
その後、降板させられた脚本家がSNSで意見表明。
SNSが炎上し、芦原先生は「X」を開設し、状況を説明。
原作者と脚本家の対立構造が出来上がってしまった。

先の脚本家のSNSでのコメント等が殆ど報道されないので、
諸々具体的な事はわからないが、
プロの脚本家としてご自分の立場を説明したい気持ちは理解出来るし、
おそらく、戦いの先陣を切った訳ではなく、
その前に既に様々なSNSが荒れて、
意見せざるを得ない状況になったのだろうという事は想像に難くない。
しかし、結果、戦いの火花に油を注いだ形になってしまった。

原作を守れなかった出版社と、
原作を改竄したTV局の製作者達に問題の根本がある。


この数日の報道で、主にマンガ家や作家からの様々なコメントを目にした。
しかし、中には情緒的なだけのコメントも多く、
問題から目を背けているようにも感じられてしまった。

はっきり言ってしまうならば、

そうした人達は、ご自身の仕事への影響を考慮して、
出版社やTV局への表立った批判を避けたのだ。

それは、社会人としてはよく見られる光景。
自分の生活は守らなければならない。

ただ、大勢がそうする事によって、問題隠蔽の一種の共犯関係が成立する。

映像化にあたってトラブルに見舞われた経験がある方々は、
その経験を是非とも語るべきだと思う。
トラブルを明確にする事によって、今後の解決策が見出せる。

皆、現場では原作を守る為に必死で戦って来られただろうと推察するけれど、
その戦いを後世に繋げていかなければ、物事は進展しない。
次の人達はまた1から同じ戦いに臨まなくてはならない。

(続く。)
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