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マンガ家Mの日常
突然の訃報。


野球マンガの第一人者、巨匠水島新司先生、逝く。


1月10日、82歳、肺炎。


1週間後の発表となったのは、コロナ禍でもあり、
ご家族が身近な人達でお見送りをされたいとのご意向からだろうか。


2020年12月に引退を発表されていたのは、以前このブログでも書いた通り。
亡き母の思い出も蘇る。
ゆっくり過ごしておられるのだろうと思っていたけど、
その頃からご体調が悪かったのだろうか。


不朽の名作、代表作「ドカベン」の連載は1972〜2018年、
「あぶさん」1973〜2014年、それぞれ締め括っておられた。


野球に関する深い造詣と豊かなキャラクター。
登場人物は皆似たようなユニフォーム姿なので、
ただ髪型の違いで描き分けるような退屈な設定ではなく、
外見も内面も、セリフも、特徴の豊かさで読者にアピールした。
野球マンガのスペシャリストでありながら、
根底にある緻密な人情劇がストーリーの屋台骨を支えていた。


ドカベン山田太郎、岩鬼、殿馬、里中。
個性的なキャラクターがつぶさに眼に浮かぶ。

連載が終了しても、

水島先生が亡くなられても、

彼らは永遠に不滅。


水島先生、ありがとうございました。
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