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マンガ家Mの日常
下描きの為の下描き。
鉛筆を寝かせて緩ーく当たりを取る。
それを全ページ一通りやる。

原稿用紙にそのまんまフツーに下描きするのが一般的だと思う。
私の場合、まっさらな原稿用紙に向かうのがプレッシャーなんで、
そのプレッシャーを和らげる意味でも当たりを取る。
ネームの段階でかなり絵の構図を詰めるのだけど、
ネームで使ってるノートと実際の原稿用紙は若干サイズが違うし、
断ち切りとか、コマ割りの微妙な加減が変わって来るんで、
再度の絞り込みが必要になる。

元はB4の原稿用紙で描いてたけど、
今ハーレクインはコミックスが初出か、雑誌でも判型が小さいので
印刷での縮小の落差が減らせるよう、A4の原稿用紙に変更した。

A4って、マンガの原稿用紙としては結構小さい。
思ったより絵が入らない。
それなので、ネームの段階で描いた絵を一部カットする事になる。
複雑な構図を省き、簡単な物だけの絵にしたりする。
怠けてる訳じゃないよ。
そういう風に少し簡略化しないと、画面がゴチャゴチャして見難くなるから。
簡略化しても必要な情報をキチンと伝える、そこが大事。
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