忍者ブログ
マンガ家Mの日常
ずっと以前にも少し書いたので、
ご記憶の方もおられるかもしれない。

マンガの契約書って、とっても大雑把で、
いわゆる、ペラ1枚。
韓国版の契約書なんて、数字のミスさえ複数箇所あったというお粗末さ。
法律家が手がけた契約書とは思えない。

仕事の契約に限らず、契約書にサインしたら、従う法律上の義務が発生する。
どんなに面倒でも、自分自身できちんと読んで、
内容を把握してからでなくてはサインしてはいけない。
問題箇所があれば、サインする前に訂正を求める。
それは社会人の常識なのだけど、
「たかが」女性マンガ家の立場でまともにそれをやると、
編集部からは嫌な顔される。

でも、絶対やらなきゃダメ。
おかしな契約書にサインなんてしちゃダメ。
自分達で善処しなければ、
女性マンガ家は「たかが」という立場にいつまでも取り残される。

元の話題が何だったか、記憶が曖昧だけど、
少し前に、ネットの大手ファッションサイトの社長が、
Twitterで、働き方についての問題の中で、
公正な賃金を得る為には、会社に申し出るようにと語っていた。

いや、それは果てしない理想論でしかなくて、
賃金アップを申し出たら、面倒臭がられて、クビを切られたりするのがオチ。
マンガの世界でもそうだし、
今回問題の中心となった吉本興業では、
闇営業の問題を受けても、契約書等を作る事はしないと明言した。
若手の給与体系にしても改善はされないだろう。

(続く。)
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック