萩尾望都先生の20代をメインにした自伝本。
ちょっと前に、何かでタイトルを観たような記憶がありながら、
スルーしてしまっていたけど、
今回、新聞に広告が出ていたのを見つけて、読んでみたくなって、
近所の書店に問い合わせをすると、幸いにも棚に1冊あって、即購入。
あ、発行から1ヶ月で、もう2版になってる。
初版を逃した。残念。
いつもの萩尾先生の文章に比べて、平易な感じなのは、
インタビュー形式をベースにしたそうで、
それにも色々重たい事情があった。
その、重たい事情が切々と綴られている。
感想を少しずつ書いていきたい。
その前に、ちょっと私自身の話から。
実は、
遥か昔の事だけど、
或る日、萩尾先生からお電話をいただいた。
小学館で、歴史物の漫画選集を発行する事になって、
萩尾先生にも依頼が来たのだけど、お断りされるそうで、
代わりに私を推薦して下さると。
いや、お話はメチャクチャ有り難いけど、
当時も今も、全く格が違うので、
出版社が、萩尾先生の代わりで私でOKする筈がない。
と思っていたら、何日かして、再度萩尾先生からお電話があって、
やはり、出版社は別のマンガ家を探すそうだと。
そりゃそうでしょ。無理からん。
この事を何故、今書いたかと言うと 、
今作の後半で、
竹宮惠子先生が「吾妻鏡」を描いたという記述があって、
それは先の漫画選集に収録されたもので、それで、
萩尾先生は選集のお話を断って、私に代役の口添えをして下さったのだなぁと、
当時の状況が、今理解出来たわけです。
その時は、単純に、
萩尾先生にとって関心が無いテーマだったのか、他の仕事で多忙だったからとか、
そんな風に考えたし、
萩尾先生の事情なんて知る由も無く、自分の事で精一杯で、
絵柄や構成力を評価して下さったのだろうなと、ただ嬉しく思っていた。
でも、本当の事情は違っていたのだと、
今作を読み終えて、改めて知って、びっくり。
(続く。)
ちょっと前に、何かでタイトルを観たような記憶がありながら、
スルーしてしまっていたけど、
今回、新聞に広告が出ていたのを見つけて、読んでみたくなって、
近所の書店に問い合わせをすると、幸いにも棚に1冊あって、即購入。
あ、発行から1ヶ月で、もう2版になってる。
初版を逃した。残念。
いつもの萩尾先生の文章に比べて、平易な感じなのは、
インタビュー形式をベースにしたそうで、
それにも色々重たい事情があった。
その、重たい事情が切々と綴られている。
感想を少しずつ書いていきたい。
その前に、ちょっと私自身の話から。
実は、
遥か昔の事だけど、
或る日、萩尾先生からお電話をいただいた。
小学館で、歴史物の漫画選集を発行する事になって、
萩尾先生にも依頼が来たのだけど、お断りされるそうで、
代わりに私を推薦して下さると。
いや、お話はメチャクチャ有り難いけど、
当時も今も、全く格が違うので、
出版社が、萩尾先生の代わりで私でOKする筈がない。
と思っていたら、何日かして、再度萩尾先生からお電話があって、
やはり、出版社は別のマンガ家を探すそうだと。
そりゃそうでしょ。無理からん。
この事を何故、今書いたかと言うと 、
今作の後半で、
竹宮惠子先生が「吾妻鏡」を描いたという記述があって、
それは先の漫画選集に収録されたもので、それで、
萩尾先生は選集のお話を断って、私に代役の口添えをして下さったのだなぁと、
当時の状況が、今理解出来たわけです。
その時は、単純に、
萩尾先生にとって関心が無いテーマだったのか、他の仕事で多忙だったからとか、
そんな風に考えたし、
萩尾先生の事情なんて知る由も無く、自分の事で精一杯で、
絵柄や構成力を評価して下さったのだろうなと、ただ嬉しく思っていた。
でも、本当の事情は違っていたのだと、
今作を読み終えて、改めて知って、びっくり。
(続く。)
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