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マンガ家Mの日常
昨日、ぶんか社のデジタル配信部門の担当者からメールが入った。
実は少し前に異動になっていて、今月退社されるとの事。
お仕事、お疲れ様でした。

以前連絡をいただいた時に、
「デジタル配信でアーカイブ的に作品をまとめましょう。」
といったお話をしていただいていた。

それと並行して、「浅見光彦シリーズ」廉価版コミックスの発行に向けて、
原稿の手直しをしなければならなくて、
これが思った以上に手間がかかって、結構な仕事量になってしまった。
それで、デジタル配信用の原稿の手直しが進まず、
その後別の仕事をしたり、個人的な用事で時間を取られたりで、
この用事が済んだら、と思っているうちにまた次の用事が入るの繰り返しで、
いつという設定された期限も無く、編集さんから特に催促も無かったので、
ズルズルと作業が中断したままになってしまっていた。
当時の原稿について、手を入れ難いのもあったんだけど。

そして、今回のメール。
何かはっきりしない部分もあったんだけど、
私の作品集に関して、デジタル化自体が進行していなかった節が垣間見える。
後から問い合わせのメールをしたんだけど、それには返信が無い。

その編集さんご自身は積極的に進めて下さっていたようだった。
でも、最終的には会社の判断なので、
上の方の人達がストップをかけたのだとしたら、どうにもならない。
私の力不足でもある。

それはそれで仕方ない事なんだけど、
急な話なので、今回のメールに至るまでの過程が分からない。
デジタル化がストップになったのは、いつ頃の事なんだろう。
前から預けてあった原稿に関しても、
デジタル配信がなされたという連絡がずっと無かったので、
元々、決定事項では無かったのだろうか。

手直しにはかなりの労力が必要になる。
今回、殆ど手付かずだったけど、もし全部の作業を完了させて、
それで「配信はありません。」なんて事になっていたら、それも迷惑な話。
折々で状況を知らせて欲しかった。

まぁね、これまでも、どの出版社でも、雑誌の廃刊の時なんて、
マンガ家は知らせてもらえるのは最後の最後だもんね。

おいおい、個人で配信出来るような場所を探して、やって行くか。

そうなると、妥協が効かず、手直しがもっと難しくなる。
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