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マンガ家Mの日常
(前回の続き)

アシスタントさん達は皆真面目で丁寧に仕事してくれている。
でも、技量の有無がそれぞれであったりするのは如何ともし難い。

大体は各自の技量に応じた仕事を割り振るのだが、
毎回同じでは進歩が無いし、進歩のないままではこっちも困る。
で、たまに様子見で少し違う仕事を渡してみる。
上手く行く事もあるが、失敗も多い。半々くらいかな。
確率として高いとは言えない。
それでも、やるだけやらせてみる事で進歩を図る。

それとは別に、
何故だかわからないけど、とんでも無い失敗もちょくちょくある。

ある人の場合、毎回同じ欠点を指摘するのだが、
10年経っても改善されない。
またある人の場合、こちらの指示とは完全に違う事をしてしまう。
意味がわからない。
締め切間際なのに作業が長時間中断して、さすがに時々パニックになる。

1回のミス、不備くらいでは怒らない。
指摘してやり直してもらえばそれで済む。
でも、そうしても直らなかったり、更に酷くなったりする事さえある。
こちらの話を聞いていないのだろうか?

仕方無いのでじっくり時間をかけて仕事の内容について説明する。
とにかく、アシスタントさんが入っているのは締め切りに追われているからで、
時間の無い中でそういうことに時間と労力を取られるのはかなり厳しいが、
次回以降の成長の為には時間を掛けるしかない。

ところが、そうしても尚、どうにもならんこともままある。

アシスタントさん達は自分なりに頑張っているのだろうが、
ポテンシャルがそこまでなのかもしれないし、
何か考え方が間違っているのかもしれない。

いずれにせよ、
はっきり言って、努力が足りない。
モタモタと時間を使う仕事に慣れてしまって、仕事量が少ないし、
大方、仕事以外の時間にきちんと練習をしているとは思えない。

そうなると、仕事に対する姿勢から延々説くしかなくなる。

(更に続く。)


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