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マンガ家Mの日常
男子テニスのビッグ4の一角を担った英国人選手、
アンディ・マレーが故障を理由に、今年中の引退を予告。
今週末からスタートする全豪オープンが、おそらく、最後のグランドスラム出場になる。
母国のウィンブルドンへの参加を熱望しつつも、身体がそれを許しそうにない。

ラファエル・ナダルが2度の長期離脱から復活したのに対して、マレーは復帰に至らず、
テニス界のレジェンドの1人がコートを去る日が近い。

ウィンブルドン優勝、
ロンドン五輪金メダルといった、
母国に栄光をもたらす、類稀な活躍で彩られたキャリア。
年齢的にはまだ若く、同世代の選手達が活躍する中、
引退を決意しなければならないのは断腸の思いには違いあるまいが、
多くの偉業を成し遂げた誇りを携え、晴れ晴れとその日を迎えて欲しい。

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昨年、女子体操選手とコーチの指導方法が取り沙汰される報道があった。
指導方法の中に乱暴な面があったのは事実としても、
選手とコーチの信頼関係が続いている以上、コーチを変える必要は無いように思う。
コーチングに100%の正解は無い。
各コーチがそれぞれの指導方法を確立させている。
そのメソッドとも言うべきものを、無闇に取り替える事は、選手の感覚を混乱させる。

フィリップが一生懸命教えようとしてくれているのは有り難いけど、
教えたい気持ちがはやるのか、話し出すとやたらと長くなる。
その間ボールに触れる事もなく、何もせずに聞いていなければならなくて、
話し終わるとまた別のテクニックの練習に移ったりして、
実際の練習が出来ない事もしばしば。
それを伝えると、
「ダメなフォームで何十回やってもダメだ。」と言って、不機嫌になる。
挙句に、東京で教えてもらっているコーチの事まで批判し出した。
「ろくに話さず、笑顔でレッスン料だけかき集めている。」と。
知りもしないで、失礼にも程がある。

カリフォルニアは広大な土地が余っていて、公園にスポーツ施設が備えられ、
テニスコートも沢山あって、無料でいつでも使いたい放題。
なので、東京と違って、プライベートレッスンをするコーチの需要は少なく、
親が子供を指導しているのをよく見かける。
アガシやグラフ、ウィリアムズ姉妹も最初はそうだった。
子供が楽しんでいるなら良いけれど、親の身勝手も隠れているかもしれない。

テニスの試合がまともに出来るようになるのは、実際かなり難しい。
東京のコーチは、私の状態を見ながら、先々ダブルスの試合を楽しめる事を目標に、
きちんと考えながら指導してくれている。
私のプレーに対して言いたい事は山程あるとしても、我慢強く見守ってくれる。
私が何かを習得出来た時は、ちゃんと認めてくれる。

フィリップのような熱血指導も、それはそれでありなのだろうけど、
テニスが嫌になる微妙なラインを感じてしまった。

上手くなるのも大事だけど、
テニスを好きでいるのも大事。

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超新星、紀平梨花が圧倒的身体能力でトリプルアクセルを連発し、
五輪女王ザギトワの目の前でグランプリ優勝を奪取した。

ザギトワにまだトリプルアクセルが無いのが不思議な気もするけれど、
五輪での優勝を確実にする為に、
今シーズンのプログラムでは冒険を回避したのだろう。

ロシアのジュニアでは13歳のトルソワが複数の種類の4回転を決め、
早くも次の五輪の女王候補と目されている。

次の五輪まで、3年と3ヶ月。
これが長いのか短いのか。
既に誰しもが思うところで、
ロシアの10代の少女達が、果たしてその頃に体型をキープ出来ているのか。
それを考えると、ザギトワが代表に残れるかどうかも微妙。
とても残酷な現実が彼女達の前に控えている。
ザギトワは生まれ月の関係で、ギリギリ前回の五輪に出場が叶った。
15、6歳がロシアの10代の女子選手のピークだとなると、
今後、我が子をスポーツ選手にしたいと思う親は、
五輪に合わせた出産時期を検討しなければならない。
浅田真央や紀平梨花も生まれ月の壁で、15歳での五輪出場を逃した。
それから4年間、緊張感を維持するのはとても厳しい。

摂食障害に苦しみ、引退も囁かれていたアメリカのグレイシー・ゴールドが
今期グランプリシリーズに復帰した。
でもまだ肉付きがスケーターのそれではなく、成績も振るわず、途中棄権。
体重コントロールの良い方法が見つかるよう願う。
とは言え、万全からは程遠い状態のゴールドが
グランプリシリーズに出場して来るというのは、
現在のアメリカに、目ぼしい選手が他にいないという選択によるのか。

日本選手も体重の管理は徹底しているそうだけど、
人種の特徴として、ロシア選手よりはコントロールし易いのかもしれない。
紀平梨花や坂本花織は油断すると太りそうだけど、
まだそれが演技の不調に繋がるようでも無い。

抜群の節制を見せるのは宮原知子。
でも、残念ながらファイナルでは点数が伸びなかった。
ジャンプの回転不足が原因だと言われているけど、毎回疑問を感じる。
一時期の浅田真央だったり、村上佳菜子のように、
審判に目をつけられてしまっているのではなかろうかと邪推してしまう。
キスアンドクライで少し寂しそうな表情を見せた。
それでも健気に努力を続ける姿勢に、ファンとして胸が熱くなる。
宮原の演技の美しいシルエットは、もっと評価されてしかるべきと思う。
あの腕のラインの美しさは、他の選手には見られない。
研ぎ澄まされたバランス感覚と、鍛えられた背筋、
そして当然ながら、演技への集中の賜物。

紀平や坂本、他の海外の若手女子選手も含めて、いつも気になる点がある。
演技が終了した瞬間、直ぐにポーズを崩してしまう。
体力的にキツイ演技を無事終了して、早く身体を解きたい気持ちは分かるけど、
最後の決めがだらしなく感じられてしまうのがよく無い。
羽生結弦は最後の決めポーズの後、数回呼吸をしながら体勢をキープしている。
王者の演技の美しさへのこだわりというのは、そういうところに表れる。

結果から言うと、

宇野昌磨が再びの2位。

王者羽生結弦が出場しない大会で、またしてもチャンスを生かせず。
ビッグタイトルに手が届かない。
今回は、ネイサン・チェンが良かったので、宇野が悪かった訳ではないけど、
羽生のように、王者の地位につこうという、強靭な意志が今少し不足している。

しかしながら、羽生不在の中、日本男子の地位をよく守り通した。


韓国の新星チャ・ジュナンが3位に入る健闘を見せた。
羽生に近い体型で、オーサーコーチに師事している点でも、
目指すところが定まっている。
まだ17歳なので、身体の芯が出来ていない感じ。
ジュニアで3位に入った島田高志郎も同様。
体幹が強くなれば、もう少し演技にキレが出来る筈。
とは言え、両名共、羽生程の才能があるかどうか。


明日は女子のフリー。

紀平梨花がトリプルアクセル炸裂で首位をキープするか。

秋晴れの午後、久々のテニス。

出来はまぁまぁな感じかな。

1時間のレッスンが終わったところで、
同じコートを次の時間帯に使う方を、コーチが紹介して下さった。
多分、前にもちらっとお目にかかった記憶あり。

普段一緒にやっている方々が他のコートに行っているとかで、
今日は一人でサーブの練習をするだけだとの事で、それならば、と、
コーチがその方に私と一緒にするよう勧めてくれた。

おそらく70代半ばのオジ様。
身体がガッチリしているし、元気。
20代の頃に暫くやっていて、引退後また再開された。
この地域のコートでは、70代シニア世代が男女共元気にテニスに励んでいる。
ある程度の技術が身に付けば、そのくらいの年代でも良いプレーが出来るのが
テニスの良いところ。

私がお手伝いする形でコートを使わせてもらう筈だったけど、
コーチングも沢山して頂いた。

またコートの空きがあったら誘ってもらえるとの事で、名刺を頂いた。
この近辺でテニスに興じられているシニアは、裕福な方々。

帰宅後、メッセージ送信。

立派な紳士だけど、
有閑マダムならぬ、有閑ムッシューなので、
度々のメッセージへの返信がちょっと面倒。