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マンガ家Mの日常
昨日のロジャー・フェデラー引退試合となったレーバー杯。
WOWOWでは同じ日程で東レパンパシフィックの中継をおさえてたから、
(結局、メインの大坂なおみは2回戦棄権であっさり姿を消しちゃった。)
レーバー杯は予定に無く、フェデラー引退で、急遽の放送決定となったらしい。
WOWOWさんに大感謝。

エキシビジョン・マッチなので、
第1、2セットで勝敗がつかなければ、10カウントのタイブレーク制となっている。
ダブルスで、フェデラーとナダルが、ソックとティアフォーのチームと対戦。
シングルス主体で、ダブルスは急造チームだけど、
元のポテンシャルが高いので、ダブルスでも見応えのあるプレーが見られる。

タイブレークでポイントがせっている最中、突然中断が中断した。
ちょっと出かけなければならないタイミングだったので、
ライブは諦めて、後から予約録画で確認する事に。

直後のネットニュースを見ると、
なんと、自然保護活動家のような男性がコートに乱入し、自分の腕に火をつけたとか。
会場に来ているセレブ達に対して、プライベートジェットの使用を控えるよう、
メッセージを出す為だったらしい。

自然保護は大事。

でも、流石にこのタイミングは勘弁して欲しかった。

偉大な王者フェデラーの為の日。

それを危険に晒すような行為に、正当性は認められない。

セレブだけじゃなくて、一般庶民もTVで観戦してるんだよ。
一生懸命節約して、ポイ活だってして、
テニスの試合中継観たくて、有料チャンネルに加入してるんだよ。

その後、試合は無事完了し、セレモニーも執り行われた。
感動の幕が降りた。
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テニス史上最高の選手。
無駄のない、優雅で完璧なプレースタイル。
芝の王者と絶賛された美しいサーブアンドボレーでウィンブルドン8回制覇。

BIG3のトップランナーとして、20年以上に渡ってテニス界を牽引して来た
ロジャー・フェデラーが、レーバー杯で、
盟友ナダルと組んだダブルスを最後にプロツアーのコートを去る。

試合後のセレモニーでは、フェデラーもナダルも涙を溢れさせていた。
最高のライバルであると同時に、最高の友人でもあった。

35歳を過ぎた頃から、多くの選手同様、怪我に悩まされ、
ランキング1位から陥落。
王者の称号をナダルやジョコビッチに譲り渡す事になった。
試合後のインタビューの度に、引退の時期についての質問を浴びながらも、
再び1位にカムバックして、サンプラスの在位記録を破り、
グランドスラムの優勝も勝ち取った。

偉大な記録は枚挙にいとまがない。
そして、記録と同時に、唯一無二の完璧なプレースタイルが称賛される。
大型化の進む中、身長185cm、体重85kgは目立たない。
全身スマートで、大きな筋肉もついておらず、むしろ痩せて見えるくらい。
その無駄のない体型とともに、無駄のない理想的なプレースタイルが実現した。

若い頃こそ感情を爆発させる場面もあったが、
チャンピオンに上り詰めてからは、コート上でのマナーも磨かれ、
コート外ではボランティア活動等、私生活でも高い信頼を寄せられている。

テニス選手の理想形。


フェデラーが活躍した時代とともに生きる事が出来て、幸運に思う。


幾多の名試合をありがとう。


テニス界の生きる伝説。

芝の帝王ロジャー・フェデラー。


今月開催されるレーバー・カップを最後に、現役引退を発表。


テニスの聖地ウィンブルドンでの優勝8回を含む、グランドスラム・タイトル20個。
ATPランキング1位合計310週は、サンプラスの記録を抜き、
ジョコビッチに破られるまでは期間最長として記録された。


ビッグ3と言われた同時代のライバル、
ナダルやジョコビッチとの名勝負は枚挙にいとまがない。


身長185cmは今のテニス選手の中で決して大きい方ではなく、身体つきもやや細身。
しかし、体格や筋力に頼るのではなく、
フェデラーはテニスの理想とされるプレースタイルを確立してみせた。
全てのテニス選手、テニス愛好家が目指す、
しなやかで美しい完璧なプレースタイル。


フェデラーにはあらゆる最高の賛辞が似つかわしい。


奇跡を見せてくれてありがとう!

女子はポーランドのイガ・シフィオンテクがチュニジアのオンス・ジャバーを下して、
3度目のグランドスラム優勝を掴んだ。
イガ、オンス、共に、日本人にとっては聞き慣れない名前。
ポーランドやチュニジアのスポーツ選手とも縁遠い。
世界中の選手が活躍する姿を見られるのが、テニスの国際大会の面白さでもある。


男子はスペインの若手アルカラスが、ノルウェーのルードを下して優勝。
同時にATPランキング1位に上り、最年少1位の記録を更新。
男子テニス界の次代を担う。

故障を抱えたナダルやズべレフはともかく、
コロナワクチン未接種で今年も大会に参加を認められなかったジョコビッチが、
もし出場出来ていたら、
結果は違っていたのではないかと、私を含め、一定数の意見。
やはり、若手は現王者を倒してトロフィーを掴まなければならない。

このブログで「セレナ」と書いていたか、「セリーナ」と書いていたか、
記憶が定かでない。

テニス界の女王セレナ・ウィリアムズが
引退を示唆していた全米オープンで、ダブルスで敗退した後、
シングルス3回戦でトムヤノヴィッチに敗れ、コートを去り、
おそらくこれが実質最後の勇姿となる。

ナブラチロワ、グラフの後の時代を担ったスーパースター。
数々の驚異的な記録を打ち立てた。


でも、
正直なところ、個人的にはあまり好きではない。
パワーが主軸のプレーに面白みが感じられないせいもあるし、
プレー中の唸り声(グローリング)もどうかと思う。
呼吸法として、パワーを込める瞬間に声を出すのは間違っていないのだけど、
時に、相手選手に対する威嚇のようであったり、
打球音を聞こえなくするといった面もあって、
モニカ・セレスが現役時代にグローリングを控えるよう言い渡され、
プレーの感覚が合わずに苦心していた。
そういう時代の後に、激しいグローリングを続けるのもどうなのだろうか。
ポイント間での雄叫びも凄まじい。
セレナのコート上での振る舞いは、上品には見えなかった。
かと思えば、試合終了後にはいきなり可愛こちゃん風に振る舞う。
ウェアが派手なのはご愛嬌というものだけど、
様々な振る舞いが派手で、自分中心な感じに見えてしまった。
もっとも、アメリカの人達からすると、
自己主張の強さは好ましく受け止められるのだろう。


ウィリアムズ姉妹の事になると、どうしても人種差別の話題から逃れられず、
個人的な好き嫌いが言い難くなる。
日本人からすると、人種差別の問題に疎くて、実感が薄いのだけど、
欧米ではまだまだ深刻な問題であり続けている。