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マンガ家Mの日常
森氏が、女性蔑視発言の責任を取って、東京五輪開催委員会の会長職を辞任した。

遂に、と言うか、やっと、と言うか。

森氏本人は会長職に固執していなかったが、
海外との交渉能力があり、周囲が強くて遺留を求めたらしい。
日本国内だけなら、やがてなあなあで済ませたのだろうけど、
当初、謝罪会見で問題解決としていた筈のIOCが、掌返しで失言を責め、
他、海外の様々なメディアから、強い拒否反応があり、
事態を収拾させるには、森氏の辞任しか方法が無くなった。

日本の女性活動家の方々も声をあげた。

しかし、やはり男性からは、森氏を擁護する声も聞かれる。
Facebookの音楽のグループ内で、ある男性が、
森氏の失言は、マスコミが発言の一部を切り取って歪曲させたと投稿した。
すると、男性陣からはゾロゾロと森氏擁護の投稿が続いた。

マスコミによる発言の切り取りは理解するとしても、女性蔑視発言には変わりなく、
女性蔑視の問題をマスコミの対応にすり替えようとするのは、明らかに筋が違う。

差別する側とされる側とでは、発言の影響も大きく異なる。
男性は、そうした差別の本質を理解していないのかというのではなく、
既得権益者として、男尊女卑の問題を直視したくないのだ。


これを機に、日本の女性の地位が、海外のスタンダードに少しでも近づくよう願う。
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