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マンガ家Mの日常
王者ジョコビッチ、圧勝。
次世代王者チチパスを寄せ付けず。

チチパスは深い位置にボールを撃ち込み、ジョコビッチを左右に走らせるが、
揺さぶりをものともしないジョコビッチの重い返球に、コントロールを失い、
ショットが度々ラインを越え、失点。
肝心なところで乗り越えられなかった。
守りに徹したジョコビッチのスタイルを崩せなかった。
おそらく、何かもうひとつ、戦略が必要。
具体的な、対ジョコビッチ戦略に加え、
ジョコビッチやナダルに匹敵する強靭なメンタルが求められる。

優勝が決まって、ファミリーボックスに駆け込んだジョコビッチは、
家族やスタッフと抱き合った後、その場に倒れ込むようにして、号泣。
ジョコビッチのあのような姿は記憶に無い。

前年、ワクチン未接種を理由に大会出場を認められず、国外退去。
その他にも、出場を認められない大きな大会がいくつかあった。
優勝したウィンブルドンでは、コロナ禍の特別措置で、ポイントが加算されず、
ランキングは踏み止まる。
また、今大会の途中で、父親が
ロシアのプーチン大統領支持者と一緒に収まった写真が公開され、
混乱を避ける為に、会場に来るのをやめた。
TVで特に説明は聞かれなかったが、
いつも必ず帯同していた妻のイェレーナの姿もファミリーボックスに見当たらない。
左足の股関節から大腿部にかけてのテーピングは、
ジョコビッチのあまりの強さから、フェイクではないかとさえ噂されたが、
35歳の肉体は、故障を抱えていてもおかしくない。

そうした苦難を全て乗り切り、
リベンジとも言える全豪で優勝し、ランキング1位に返り咲く。
グランドスラムタイトルの数もライバルのナダルに並ぶ。

弱みを見せないのが、ジョコビッチがジョコビッチたる所以と思っていたが、
何かがジョコビッチの中で大きく動いていた。
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