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マンガ家Mの日常
テニス史上最高の選手。
無駄のない、優雅で完璧なプレースタイル。
芝の王者と絶賛された美しいサーブアンドボレーでウィンブルドン8回制覇。

BIG3のトップランナーとして、20年以上に渡ってテニス界を牽引して来た
ロジャー・フェデラーが、レーバー杯で、
盟友ナダルと組んだダブルスを最後にプロツアーのコートを去る。

試合後のセレモニーでは、フェデラーもナダルも涙を溢れさせていた。
最高のライバルであると同時に、最高の友人でもあった。

35歳を過ぎた頃から、多くの選手同様、怪我に悩まされ、
ランキング1位から陥落。
王者の称号をナダルやジョコビッチに譲り渡す事になった。
試合後のインタビューの度に、引退の時期についての質問を浴びながらも、
再び1位にカムバックして、サンプラスの在位記録を破り、
グランドスラムの優勝も勝ち取った。

偉大な記録は枚挙にいとまがない。
そして、記録と同時に、唯一無二の完璧なプレースタイルが称賛される。
大型化の進む中、身長185cm、体重85kgは目立たない。
全身スマートで、大きな筋肉もついておらず、むしろ痩せて見えるくらい。
その無駄のない体型とともに、無駄のない理想的なプレースタイルが実現した。

若い頃こそ感情を爆発させる場面もあったが、
チャンピオンに上り詰めてからは、コート上でのマナーも磨かれ、
コート外ではボランティア活動等、私生活でも高い信頼を寄せられている。

テニス選手の理想形。


フェデラーが活躍した時代とともに生きる事が出来て、幸運に思う。


幾多の名試合をありがとう。

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