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マンガ家Mの日常
それは言わない約束ってヤツなんだろうけど。


ラグビーW杯で日本代表が快進撃。
でも、メンバーのほぼ半数が、ニュージーランドやサモア等の海外出身者。
日本国籍を既に取得している選手もいるし、
ルールに則っての参加なので、何も問題は無いのだけど、
試合の中継を見ても、日本代表って思い難い。
「日本代表が勝った、勝った!」って大騒ぎされればされる程、
ちょっと微妙な思いにかられる。

選手登録のルールに関しては、
ラグビーという競技が世界に広まるに当たっての特殊事情があるらしい。

サモアをWikiで見てみると、
人口統計がまだ2008年の記録になっている。
データの更新さえされていない。
20万人にも満たない人口の小国。
ポリネシアンのがっちりした体格がラグビーに打ってつけで、
世界中に選手が散らばっている。
そういう選手をサモア代表としてチームにしたら、
ニュージーランド共々、サモア最強。


スポーツのナショナリズムについて考えさせられる。


テニスの大坂なおみ選手の例を見ても、人種や滞在先は問題とはされていない。
正式な国籍の取得はまだだけど、WTAの登録では日本人選手となっており、
東京五輪でも、日本からの参加をほぼ表明している。

例えば、
日本の高校野球でも、
甲子園となれば、自らの出身県の代表を応援するけれど、
例年、甲子園に出場する程の強豪校の場合、
県外出身の選手が大半だったりする。

サモアの選手が、日本が好きで来てくれたのなら嬉しいけれど、
本音は、
小国サモアで我が子を育てるより、
経済的に豊かな日本での生活を希望しての事なのだろう。

ベースボールでもサッカーでも、
プロの選手達は欧米の名門チームを目指す。
レベルの高いリーグで戦いたいという気持ちはもっともながら、
そのレベルは、超富裕層のオーナーの大金で作られた。
選手にも高額な契約金が入る。
全くの仮の話として、もし、日本で、年俸100億円出すって言われたら、
プロ野球選手は、それでもアメリカに渡りたいだろうか。
まぁ、10億も100億も、
桁が高過ぎると、逆に変わり無くなっちゃうのかもしれないけど。


いっそ、ラグビーもクラブチームみたいな感じにして、
W杯だけは、元の出身国の代表として参加出来るようにしてあげたらどうかな。


事情も気持ちも意思も、選手それぞれなのだろうけど。

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