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マンガ家Mの日常
当代きっての名優メリル・ストリープ主演のロマンチックコメディ映画。


ジェーンは大型ベーカリーの経営者として働きつつ、
シングルマザーとして3人の子供を育て上げた。
有能な弁護士の元夫ジェイクとは、10年前に浮気が原因で離婚。
ジェイクは浮気相手の若いセクシー美女と再婚。

子供達が成長し、大学の卒業式や婚約披露パーティーといったイベントで、
元夫婦は否応なしに顔を合わせると、当然ながら気まずい空気が流れる。
しかし、若妻の強引な2人目妊活に疲弊していたジェイクは、
料理上手で気遣い上手な元妻とヨリを戻したくなり、ジェーンに接近。
仕事と子育てに明け暮れていたジェーンは、つい誘いに乗ってしまい、
2人は秘密のデートを重ねるようになる。

ジェーンの家の増築を請け負った建築家アダムもまた離婚組で、
ジェーンにアプローチして来るが、奥手な上に、
ジェイクとの逢瀬に見中なジェーンにはなかなか響かない。

若妻アグネスの留守中に、ジェーンの自宅で過ごす筈が、
アグネスが予定変更して自宅に戻った為、外出できなくなったジェイクは、
止む無くジェーンとの約束をすっぽかす。
まるで愛人のような立場に置かれたジェーンは、ジェイクとの決別を決意して、
アダムとの関係を深めようとする。

2人の関係が上手く行きかけた矢先、アダムは、
ジェーンとジェイクのつながりが切れていない事に失望し、別れを告げる。
ジェイクはアグネスとの離婚を決意し、真剣に元サヤしようとするが、
ジェーンは既に気持ちの整理をつけた後だった。

一度はジェーン宅の工事から離れようとしたアダムだったが、
工事開始の日に現れる。
ジェーンとアダムの関係が継続する兆し。


中年をやや過ぎて、アラカンの恋愛ドラマ。
メリル・ストリープ、ジェイク役のアレック・ボールドウィン、
アダム役のスティーヴ・マーチン、それぞれが魅力的なので成立する。
特に、アレック・ボールドウィンは、大分中年太りしてしまったものの、
まだまだイケメンでチャーミング。
コメディを演じるのが上手い。

多分、前に観た事があって、ストーリーは殆ど忘れてしまっていたけど、
深夜にジェーンがアダムのリクエストに応じて、
手早くチョコクロワッサンを作る場面が記憶にあった。
酔っ払った状態でもクロワッサンをサクサク作れるなんてと、
そこに一番驚いたんだろうな。

軽妙で楽しいロマコメだけど、所々引っかかった。
昨今、日本で、不倫について厳しい見解がなされている影響かもしれない。

まず、最初に浮気したジェイクが悪いのは明らか。
ジェーンは仕事と子育てで疲れ果てて、夫に構う余裕は無かったんだろう。
現代の共働き夫婦の問題でもある。

ジェーンは親友3人と自宅で女子会を開いた時、
ジェイクとの「不倫」関係について暴露する。
3人は、結婚生活を崩壊させた浮気相手のアグネスへの復讐とばかりに、
拍手喝采でジェーンを応援。
やがて、夫の浮気に気づいたアグネスは涙する。

でも、これって、どうなんだろうと思ってしまう。
浮気再婚ではあっても、アグネスよりもジェイクに非がある。
復讐するなら、相手はジェイクであるべきだし、
既に再婚生活10年で、幼い息子がいて、2人目を妊活中。
そういう夫婦の生活を破壊して良いものだろうか。
ジェーンは途中で罪悪感があると言うが、だったらやっちゃダメでしょ。
その点で、ジェーンを裏切って浮気したジェイクと同じ。

家族関係、恋人関係が面倒になった事について、
ジェーンは、子供達やアダムには謝罪するけど、アグネスはほったらかし。
家を出たジェイクはどうなる?
アグネスの元に戻ったとしても、もう信頼は取り戻せないだろうな。

結局、これって、
元妻による復讐譚。

美しい映像でも、後味の苦さは誤魔化しきれない。
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今がもう10月だという事に愕然とする。

TVニュースでは、まだ真夏日という単語が飛び交っている。
10月で真夏日って、今年の夏の暑さは異常。
外でアームカバーをしていないと、腕がジリジリと焼ける。

昨夜はエアコンつけてしまった。

少し涼しい時は、台風接近で気圧が下がり、頭痛がする。
湿度が高くて、洗濯物の乾きも良くない。

実話にヒントを得たコメディ映画。


麻薬密売人が小型機で大量のコカインを輸送。
コカイン入りの多数のバッグを山中に落とし、
自身もパラシュートで降りてコカインを回収する手はずだったが、
降下に失敗して死亡。
コカイン入りバッグは山中に放置された。
国立公園内で、コカインを口にした熊が興奮してハイカーを襲撃し始めた。

コカインを受け取る筈だったマフィアのボス、シドは、
息子エディと部下ダヴィードに回収を命じる。
マフィアから足を洗って普通の生活に戻りたいエディは、
これが最後の仕事として渋々引き受ける。

地元の子供達ディーディーとヘンリーが絵を描く為に山に入り、熊に遭遇。
危険を察知したディーディーの母親サリは警察に通報し、自らも山に入る。

熊は公園の管理所に押し入り、レンジャー達を殺害。
助けに来た救急隊員達も、次々と殺害される。

しびれを切らしたシドはエディ達の後を追って来て、刑事を射殺。
バッグの行方を知っていると思われるディーディー達を追い詰める。
洞窟に入り、バッグを発見するが、シドは熊に襲われて死亡。
サリ達はかろうじて警官達に救助される。


もうちょっと面白いかと思ったけど、微妙。
イマイチ笑えない。
逆に、スプラッターであっても、グロさも低く、どっちつかず。

コカイン・ベアは母グマで、2頭の子供達を連れている。
2人の子供達を助けに向かうサリと似た立場。
エディは妻をなくしたばかりで、残された一人息子との生活を
大事にしたいと考えている。
一方、シドは冷酷なマフィアのボスで、
金儲けの為なら、実の息子のエディの命さえ顧みない。
親子関係の対比が描かれている。

マフィアのボス、シド役は、少し前に亡くなったレイ・リオッタ。
今作の次の次の映画の撮影中に亡くなっている。
これが遺作にも近いというのは、良い感じとは言えない。残念。
レイ・リオッタの無駄遣い。

サリ役は「フェリシティの青春」のケリー・ラッセル。
懐かしいドラマ。
冒頭のパラシュート事故で死ぬ密売人役は「ブラザース&シスターズ」の
マシュー・リース。
この2人、実生活で交際していて、子供がいるけど、結婚はしていないって。

このように、一応ちゃんとした俳優が固めている筈なんだけど、
やっぱりイマイチな映画でした。

熊は映画の中ではその後もコカイン貪ってハイになってるけど、
いくら巨体の熊でも、大量のコカインに耐えられるわけがない。
実際の熊は過剰摂取で、亡くなった状態で発見され、剥製にされた。
悲劇だよね。


マンション専有部の配管工事の説明会がZoomで開催された。
デジタル、嫌だなぁ。

以前、私がZoomに慣れるよう、友人が簡単な手解きをしてくれていたので、
今回、パソコンで設定されていたZoomから説明会に入ろうとしたが、
何故か繋がらない。

仕方ないので、iPhoneで管理会社から指定されたQRコードをスキャンして入る。
と、その前に、Zoom のアプリをインストール。
何故?

と、よく見ると、
前にパソコンで使用したZoom は、Conference となっていて、
今回のはWork placeだって。
何がどう違うの?
私が長らく使っていなかった間に、単に新しくなっただけなのか?

パソコンの方は繋がらないままなので、
iPhoneで画面を見ながら音声を聴く。
でも、管理会社の担当者から「表示をオフにして、部屋番号を入力して下さい。」
と言われても、やり方がわからない。
こちらから話す為のマイクの操作についてもわからない。
それらはパソコンじゃないとならなかったのかな。
困ったもんだ。

説明はちゃんと聞けたので、まあ、よしとする。

それで、
この先、配管工事をどうするかという大問題が横たわっている。

唐沢なをき先生の兄で、コラムニストの唐沢俊一氏が亡くなられた。
多分、TVとかで以前見た事ある方。
その訃報をなをき先生が発表されたのだけど、文面が凄絶。

「彼は俺に対して嘘、暴言、罵倒を繰り返してきて20年以上絶縁状態でした。
晩年は金の無心も酷かったです」と告白。
続けて「冷たく聞こえるかもしれませんがこの話はもうしたくないので
お悔やみの言葉はご遠慮願います」
(ネットニュースからのコピー)

しんしんと身に沁みる。
形は違うけど、私も姉とは30年近く絶縁状態だから。

家族の形は色々。