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マンガ家Mの日常
今朝T2からメッセージが届いて、開けてみたら、
何と、
遥か遥か昔の拙著が、タイのオークションサイトで売りに出されていたとか。
もう売れてしまったらしい。
T2は、また探して、買えたら送ってくれるって。

横溝正史原作「悪霊島」。
思い出深い、最初のコミックス。

画像が貼り付けてあって、
表紙はやはり印刷が荒く、色味が違う。
本編のページを開いた画像は、やはり、紙がやや黄ばんでいる。
でも、それを、タイの誰かがずっと持っていたんだなぁ。
文字は全部タイ語に訳されている。

角川でお仕事させていただいていた頃、
韓国や台湾の翻訳版の出版の話はあって、契約書にも署名した。
でも、印税は雀の涙以下で、実際に支払われたのかどうかも不明なくらい。
当時は、海賊版を防ぐ為に、どんなに安価でも、早めに海外版の発行をしていた。

ただし、
タイでの発行については聞いた事が無いので、
これは海賊版。

いやはや。

でも、何となく嬉しいよね、
海賊版であっても、読んでくれてる人がいるというのは。

本編画像を見ると、
丁寧に描いているのは伝わるけど、
やはり、コマ割りや画面構成がイマイチな感じ。

それでも、当時は必死だった。
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第一次世界大戦後のウィーンを舞台にした、
オーストリアとルクセンブルク製作のサスペンス映画。


第一次世界大戦が終結し、ロシアで抑留されていたペルク達も帰還する。
ウィーンは荒廃し、帰還兵達は大きな怪我やトラウマを抱えて、
頼るあてもなく途方にくれていた。

ペルクと共に帰還したクライナー中尉が、何者かに拷問、殺害された。
クライナーがペルクの住所のメモを持っていた事から、
ペルクは警察署に連行され、かつての同僚レンナーと再会する。
レンナーは警視に昇格しており、
戦時中は援助を餌にペルクの妻と関係を持っていた。
それを知ったペルクは妻と子供が待つ自宅に帰れずにいた。

元警部のペルクはクライナー殺害の捜査に参加。
若手刑事セヴェリンと組まされる。
続けざまに第2、第3の殺人事件も発生し、ペルク自身も何者かに襲われる。
監察医テレーザは、学生時代にペルクに命を救われた過去があり、
ペルクを敬愛している。
テレーザからの情報と合わせて、ペルクは、
殺人事件とロシアの捕虜収容所との関係性に気づく。

捕虜収容所では、脱走を企てた兵士は残酷な拷問で殺され、
連帯責任として、無関係の捕虜も射殺されていた。
大勢の捕虜の命を守るべく、脱走をやめさせるよう、監督委員会が設置され、
数名の委員が指名された中に、クライナーやペルクもいた。
ある時20名が脱走計画を実行し、捕まって、拷問死させられた。
今回の殺害事件の手法が、ロシアでの拷問と同じやり方だった。

20名死んだと思われていたが、1名だけ生き残っていた。
それは、戦死したと思われていた、セヴェリンの実の兄だった。

(続く。)


T2は無事日本滞在を終えて、バンコク行きの飛行機に搭乗。
お疲れ様でした。
メモリアルな日々になって、本当に良かった。

T2のお目当てのコンサート、
アメリカン・ロックのレジェンド・バンド、ヴァン・ヘイレンが
全米チャート1位を席巻していた黄金期を支えたボーカリスト、
サミー・ヘイガーによる、オールタイム・ベストのライブ。
ヴァン・ヘイレンの主軸を担っていたギタリストのエディは、4年前に他界。
今回は、サミーと、当時のベーシストのマイケルという2人が揃った。
それだけでも、ファンにとっては感涙だろう。

そのサミーも、来月で御歳77。
77歳でハードロックのツアーをこなす。
驚異的。

その昔、
とある雑誌の男性編集長さんとの打ち合わせの折に、音楽の話が出た。
私が洋楽好きな事をチラホラ書いていて、その編集長さんも同じバンドが好きだった。
でも、好きな気持ちに変わりはなくても、もう聴かなくなっていたらしい。
「30歳過ぎて洋楽ロックを聴くのは…。」とか言ってたような。

マンガもね、自分が子供の頃、祖母から、
「子供が読むものだから、小学生まででやめなさい。」と言われていた。

でも、マンガでもロックでも、
それを作る側として職業に選んだ方は、人生の途中でおいそれと放り出せない。

続けていれば、
やがて未来が見える。

日々ジタバタしていたら、
マンションの臨時総会の出欠表の提出期限を過ぎてしまった。

期限の前日には気づいていたのだけど、
その日と当日と、突発的な用事が入り、何となく慌ただしくしているうちに、
つい書きそびれてしまった。

排水管の検査と工事という、そこそこ大きなイベントが控えており、
案内の書類をよく読んでからと思っていたのが仇になった。
落ち着いて書類を読み込む、まとまった時間が取り難い。

管理人さんから催促の書面が来ていた。

バンドと共にT2も大阪へ移動。
友達のウォラフォールは、家族で大阪に来ていて、前日はUSJで遊んでいた。

T2は名古屋でバンドメンバー全員に会って、2ショットとサインをゲット。
そしたら、大阪ではもう会う必要は無い?
いや、ファンなら会いに行きたいでしょう。

T2はどうしているかはわからなかったけど、
バンドに同行しているDJがFacebookに大阪での写真を何枚かアップしていた。
写真を撮った場所はわかるが、ホテルは確定しない。
そうこうしていたらT2からメッセージが来て、
やはりDJの写真をもとに、大阪のホテルを尋ねられた。
やっぱり直接ホテルに会いに行きたいよね。

もう一度検索して、ほぼ特定して、T2に伝えた。
また会えるよう、願ってるよ。

今日明日にはウォラフォールと合流するだろうけど、
それまでは、言葉のわからない国で1人。
英語はある程度通じるとしても、知り合いが身近にいないのはちょっと心細い。
ところどころ、こうしてケアしてあげられて良かった。

検索すると、
サミー・ヘイガーは来月には77歳になるという。
その年齢で、ロックコンサートのステージに立つ。
元気だなぁ。
でも、流石に次はどうなるか微妙。
だから、T2も今回しっかり会っておくのが良い。