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マンガ家Mの日常
随分前に録画して、出だしだけ観て、ほったらかしになっていた。
セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスの恋人、
ナンシー・スパンゲン殺害事件について、
当時の関係者のインタヴューから検証したドキュメンタリー映画。

結論から言うと、映画では、
部屋に出入りしていた仲間の一人が、ナンシーが持っていたお金を奪う際に
刺し殺したらしいと見ている。

映画は、犯人探しがどうこうと言う訳ではなく、
シドとナンシーのドラッグ漬けの日々を追う事で、
二人の供依存的な関係性と、当時のパンク・ミュージックのムーブメントと、
ドラッグ・カルチャーの世界を描いている。

パンクロッカーとグルーピー。
急激なパンク・ミュージックの台頭で、
音楽の下地の無い若者が容姿を武器に一気にスターになり、大金を掴んだ。
ドラッグの流行に飲み込まれ、ジャンキー一直線。
事件当時、二人とも20歳そこそこだって言うから、凄まじい。

シドは貧しく劣悪な環境で、破滅的な母親に育てられた。
孤独なシドがロックとドラッグに傾いてしまう成り行きは理解出来るが、
一方、中流の上くらいの恵まれたユダヤ人家庭で育ったナンシーは、
どこでどう道を誤ってしまったのか、
その辺を掘り下げて見せて欲しかった。
コートニー・ラブはナンシーに成りきりたかったのかな。

若い頃のゲイリー・オールドマンがシドを演じた映画
「シド・アンド・ナンシー」を昔見た記憶がある。
懐かしいね。

「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー」というタイトルで、
同じようなドキュメンタリー映画が最近も作られたらしい。
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