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マンガ家Mの日常
映画のイメージが先行していた ヴィンセント-ギャロでしたが、
私がよく知らなかっただけで、
音楽活動の方で、すでに何度か来日していたらしい。

BLUE NOTEのようなスペースで体験できたのは
本当に恵まれていました。

フロアスタッフに席に案内された際、
写真などは絶対撮らないよう、説明されました。
もし誰かが撮影したら その瞬間ライブを中止にするとか。
基本的にはどのコンサートでも撮影禁止なので、
特に言われるまでもなく、撮影するつもりはなかったのですが、
V.G.は極度にシャイで、なるべく人に見られたくないんだそうです。

ステージに上がってすぐ後ろ向きでしゃがみこんで
ギターのチューニングを始めたかと思ったら、
1曲...2曲そのまんま弾ききりました。
その後、立って演奏し始めても やっぱり後ろ向き。
横顔はちらほらと見えたけど、正面は振り向き様の一瞬だけでした。
いやいや、徹底してる。

そういう人が映画や音楽を作るって言うのも不思議な気がしますが、
そういう人だからこそ、できる作品があるのでしょう。

どういうジャンル分けをしたらいいのかわかりませんが、
途切れることなく響き続けるギター、
笛の音のようなシンセサイザー(お手製?)、
そして、ハスキーな女性ボーカルのような、
高音で繊細な V.G.の歌。
N.Y.のアパートの中で緩やかな草原を夢想するかのような感覚でした。

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