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マンガ家Mの日常
今年のフジロックのステージに、学生団体の代表が上がると発表されて、
「音楽を楽しみたいから、政治を持ち込まないで欲しい。」との声が上がっている。

お祭りとしてのフェスを満喫したいというのは一つの意見として分かるけど、
政治抜きのロックって、どうなっちゃうの?

ビートルズ、ストーンズ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、
そして敬愛して止まないU2も、全部出演禁止?

こうした大御所以外のバンドでも、日々世の中に対する疑問や怒りを表現していて、
それらは何らかの政治的メッセージとなり得る。
音楽でなくても、そう、分かり易い有名どころでは、
歌劇「セヴィリアの理髪師」のような恋愛劇であっても、
政治的風刺が込められている。
そういうのも全部ダメなの?
作品として人生を描けば、そのどこかに政治との繋がりは必ずある。

あの学生団体は好きになれないけどね、ステージに上がるのは否定しない。
それが民主主義。
観客は、聞きたくなければ別のステージに行けば良いし、
聞くだけ聞いて、これ違うな、と思ったら、思いっきりブーイングすれば良い。
それがロック。


ところで、この学生団体は近々解散するとか。
は?もう?

プレッシャーがキツくなって来たのが一因らしい。
「解散に異議を唱える人がいれば、その人が新しい団体を作れば良い。」って、
なんか、聞こえは格好良さげだけど、放り出しちゃったらそれまで。
やっぱりね、という感じではあった。
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