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マンガ家Mの日常
ここ暫く仕事中はTVつけ流しの事が多かった。
適度な話題を提供してくれるし、手間もかからない。

ネームは勿論、下描きから人物のペン入れまでは感情移入が必要なので、
その間は 基本、無音。
でも、今日はちょっと困った。

アシスタントさんが仕事に来てくれているのだが、
最近は花粉症やアレルギー持ちの人が多くて、鼻をかんだり、すすったり、
その音が気になる。
音が気になるというか、そこに人の存在を意識させられると
物語の世界に入れなくなり、人物にしっかり感情移入出来ない。
音を止めて欲しいのだが、アレルギーが都合良く治る筈も無く、
どうにもならない。
自分が寝室に道具を運んでそっちで仕事する事も考えたが、それも大変。
それで、音をゴマカす為に、久々でCDをかけた。

随分前に買ったまま、封を切らずにほったらかしにしてしまっていた、
カイル・イーストウッドの「メトロポリタン」をプレイヤーにかけた。

以前は仕事中CDをかけっぱなしにする事が多かったのだが、
5枚入るターンテーブルでも、あっという間にひと回りふた回りしてしまい、
別のCDをセットし直すのが面倒になって、それで遠のいてしまっていた。
PCでダウンロードだ何だとなったら、もっと面倒だな。

いや、本格派のメロディックジャズ。ツボ。
非常に美しい旋律。
一部、「死ぬ時はこんな旋律を聞いているのだろう。」と思わされた程。
全体の印象として、強い独創性は感じなかったので、
スタンダード過ぎてありきたりと思う人もいるかもしれない。
でも、美しくて良かった。
疲れているので、今ここではまともな寸評は書けないけど。

父親は勿論あのクリント・イーストウッド。
父親譲りの美貌と音楽の才能を受け継ぎ、素晴らしい作品を生み出している。
いや、まぁね、世の中にはこんな人もいるもんなんだ。
今度ブルーノートに来たら、絶対行くんだ!



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