ネタバレ注意。
英国の推理作家モー・ヘイダー原作、ジャック・キャフェリーシリーズから
「虎狼」のドラマ化ミニシリーズ、全6話。
ロンドンの刑事ジャックは、幼い頃の兄の失踪事件がトラウマとなっている。
奇妙な風貌の隣人が犯人と目されていたが、証拠は見つからず、
行方不明のまま未解決。
裕福な一家アンカー・フェラーズ家の夫婦と娘が
ウェールズ郊外のセカンドハウスの屋敷を訪れる。
そこへ突然、ハニーとモリナと名乗る刑事2人が事件捜査と称して来るが、
2人は屋敷に入った途端、正体を表し、3人を監禁し、拷問する。
妻マチルダは機転を利かせて飼い犬にメッセージを括り付けて窓から離す。
保護された犬について連絡が入り、ジャックは事件性を感じて捜査を始めるが、
マイクロチップ等も入っておらず、飼い主がわからない。
餌に混ぜて食べさせられ、体内に残ったジュエリーから身元特定を探る。
ジャックは同時に、5年前のドンキー・ピッチの殺人事件も捜査中。
高校生の男女2人ヒューゴとソフィーの遺体が廃墟で発見された。
腹部を切り裂かれ、内臓が引き摺り出されるという残忍な犯行。
しかしジャックは、当時自供して、服役している男ミネットには、
アリバイがあったと確信。
事件を担当した刑事リンカーンは、アリバイを知りながら、
危険な小児性愛者のミネットを収監するチャンスとして事件を利用した。
ジャックはリンカーンの判断に共感する部分もありながらも、
遺族の為に捜査を継続する。
殺害された2人の友人達から、
当時2人が同級生の少女をいじめていたと知らされる。
その少女は、アンカー・フェラーズの娘ルシアだった。
アンカー・フェラーズの屋敷では拷問が続いていた。
ハニーとモリナは夫オリヴァーを連れ出し、銀行に電話させて、
財産を別の口座に移させようとするが、オリヴァーが騒いで失敗。
帰宅後、心臓に持病のあったオリヴァーは遺書を書き記した後亡くなる。
ハニーは実は雇われた俳優だったが、モリナの怪しい様子を不審に思い、
一家を解放して自らも逃げ出そうとするが、
説明がまともに伝わらず、マチルダに刺し殺されてしまう。
屋敷に来たジャックは、モリナと格闘の末、殺し、
ルシアは誤って窓から転落し、死亡。
かろうじてマチルダのみ救い出す。
オリヴァーの残した遺書から事件の全貌が見える。
オリヴァーは精神的に不安定なルシアを一時期精神病院に預けた。
ルシアは病院でモリナと知り合い、退院後2人でヒューゴとソフィーを殺害。
オリヴァーはルシアが夜間に外出したのを見ていたが、気づかぬふりをした。
ルシアの精神状態を危ぶんだオリヴァーは、
遺産は長男のキーナンが全て管理するよう手続きしていた。
それを知ったルシアは両親を憎み、財産を奪い、両親殺害を企てたのだった。
事件解決し、ロンドンに戻るジャック。
その頃、兄の失踪事件に関わる物証から、兄の指紋が発見され、
兄はまだ生きている可能性が浮上した。
ミニシリーズで終わるかと思いきや、シーズン2に続来そうな様子。
原作者のヘイダーは難病を患って59歳で他界。
作品数はそう多くはないのかなぁ。
ネットで検索すると、「虎狼」は
ジャック・キャフェリーシリーズの第7作目となっている。
1作目からドラマ化した方がわかりやすいと思うのだけど、
今作がシリーズの中でも名作だから、人気確定させる為に先にやったのかな。
小説の方はもう少し丁寧に描かれているのかなと思うのだけど、
前半ややゴチャついているのと、
後半の事件解決がやや強引な気がした。
ジャックの兄の失踪。
DV被害者女性の死亡。
カルト的なグループに入信した少女。
5年前のドンキー・ピッチ事件。
現在進行中のアンカー・フェラーズ家の事件。
5つの事件が描かれて、混乱気味。
また、ハニーとモリナという癖の強いキャラクターを使って、
読者をミスリードしていく構成なのだろうけど、
印象が強過ぎて、ちょっと疲れる。
中盤のカルト的な集団もミスリードの為の演出で、ややシツコイかなぁ。
ドラマの視聴者に対して、わかりやすくすると、
それはそれで興が削がれるのかもしれない。
その辺の演出の加減が難しい。
英国の推理作家モー・ヘイダー原作、ジャック・キャフェリーシリーズから
「虎狼」のドラマ化ミニシリーズ、全6話。
ロンドンの刑事ジャックは、幼い頃の兄の失踪事件がトラウマとなっている。
奇妙な風貌の隣人が犯人と目されていたが、証拠は見つからず、
行方不明のまま未解決。
裕福な一家アンカー・フェラーズ家の夫婦と娘が
ウェールズ郊外のセカンドハウスの屋敷を訪れる。
そこへ突然、ハニーとモリナと名乗る刑事2人が事件捜査と称して来るが、
2人は屋敷に入った途端、正体を表し、3人を監禁し、拷問する。
妻マチルダは機転を利かせて飼い犬にメッセージを括り付けて窓から離す。
保護された犬について連絡が入り、ジャックは事件性を感じて捜査を始めるが、
マイクロチップ等も入っておらず、飼い主がわからない。
餌に混ぜて食べさせられ、体内に残ったジュエリーから身元特定を探る。
ジャックは同時に、5年前のドンキー・ピッチの殺人事件も捜査中。
高校生の男女2人ヒューゴとソフィーの遺体が廃墟で発見された。
腹部を切り裂かれ、内臓が引き摺り出されるという残忍な犯行。
しかしジャックは、当時自供して、服役している男ミネットには、
アリバイがあったと確信。
事件を担当した刑事リンカーンは、アリバイを知りながら、
危険な小児性愛者のミネットを収監するチャンスとして事件を利用した。
ジャックはリンカーンの判断に共感する部分もありながらも、
遺族の為に捜査を継続する。
殺害された2人の友人達から、
当時2人が同級生の少女をいじめていたと知らされる。
その少女は、アンカー・フェラーズの娘ルシアだった。
アンカー・フェラーズの屋敷では拷問が続いていた。
ハニーとモリナは夫オリヴァーを連れ出し、銀行に電話させて、
財産を別の口座に移させようとするが、オリヴァーが騒いで失敗。
帰宅後、心臓に持病のあったオリヴァーは遺書を書き記した後亡くなる。
ハニーは実は雇われた俳優だったが、モリナの怪しい様子を不審に思い、
一家を解放して自らも逃げ出そうとするが、
説明がまともに伝わらず、マチルダに刺し殺されてしまう。
屋敷に来たジャックは、モリナと格闘の末、殺し、
ルシアは誤って窓から転落し、死亡。
かろうじてマチルダのみ救い出す。
オリヴァーの残した遺書から事件の全貌が見える。
オリヴァーは精神的に不安定なルシアを一時期精神病院に預けた。
ルシアは病院でモリナと知り合い、退院後2人でヒューゴとソフィーを殺害。
オリヴァーはルシアが夜間に外出したのを見ていたが、気づかぬふりをした。
ルシアの精神状態を危ぶんだオリヴァーは、
遺産は長男のキーナンが全て管理するよう手続きしていた。
それを知ったルシアは両親を憎み、財産を奪い、両親殺害を企てたのだった。
事件解決し、ロンドンに戻るジャック。
その頃、兄の失踪事件に関わる物証から、兄の指紋が発見され、
兄はまだ生きている可能性が浮上した。
ミニシリーズで終わるかと思いきや、シーズン2に続来そうな様子。
原作者のヘイダーは難病を患って59歳で他界。
作品数はそう多くはないのかなぁ。
ネットで検索すると、「虎狼」は
ジャック・キャフェリーシリーズの第7作目となっている。
1作目からドラマ化した方がわかりやすいと思うのだけど、
今作がシリーズの中でも名作だから、人気確定させる為に先にやったのかな。
小説の方はもう少し丁寧に描かれているのかなと思うのだけど、
前半ややゴチャついているのと、
後半の事件解決がやや強引な気がした。
ジャックの兄の失踪。
DV被害者女性の死亡。
カルト的なグループに入信した少女。
5年前のドンキー・ピッチ事件。
現在進行中のアンカー・フェラーズ家の事件。
5つの事件が描かれて、混乱気味。
また、ハニーとモリナという癖の強いキャラクターを使って、
読者をミスリードしていく構成なのだろうけど、
印象が強過ぎて、ちょっと疲れる。
中盤のカルト的な集団もミスリードの為の演出で、ややシツコイかなぁ。
ドラマの視聴者に対して、わかりやすくすると、
それはそれで興が削がれるのかもしれない。
その辺の演出の加減が難しい。
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