「セルピコ」「評決」等の名作で知られるシドニー・ルメット監督、脚本の
サスペンス映画。
タイトルの「Q&A」は検察の尋問調書の意味。
NY市警のベテラン刑事ブレナンが麻薬の売人を射殺。
ブレナンは正当防衛を申し立てるが、目撃者がブレナンの犯行を証言する。
新人の地方検事アルが事件の担当を任され、関係者を尋問し、
同僚刑事達と事件の真相を調査し始めるが、
次期司法長官選挙に打って出ようとする検察殺人課課長クインは、
ブレナンを庇って、事件を収めようとする。
アル達が重要証人達に接近すると、ブレナンによって次々と殺害される。
やがて追い詰められたブレナンは検察に乗り込み、友人の刑事チャッピーを撃ち、
駆けつけた刑事に射殺される。
ブレナンはかつてクインに不祥事をもみ消して貰った事から、
クインの手下として汚れ仕事を引き受けていた。
クインは青年時代ギャンググループに所属しており、殺人を冒した過去があった。
司法長官を目指すに当たって、ブレナンを使って過去を知る者達を消しにかかった。
殉職したアルの父親は優秀な警官だったが、ブレナンと共に賄賂を受け取っていた。
クインはアルもまた操れると踏んで、事件の担当にしたのだった。
事件は神経症の刑事の犯行として、結局もみ消されてしまう。
シドニー・ルメットの名前を見て、期待して見たけど、
ドラマの仕掛けらしいものも無く、ブレナンが暴力的に殺人を続けるばかりで、
やや退屈で、結末もしっくり来なかった。
アルの元カノのナンシーを演じたのがルメットの娘だそうで、
親バカで製作しちゃったのかな。
アル役のティモシー・ハットンが初々しい。
ブレナン役はニック・ノルティで、全編ゲスな刑事を熱演している。
サスペンスとしてのストーリー展開はいただけなかったけど、
NYの人種問題へのアプローチは強烈。
アイルランド系の警察と、プエルトリコ系ギャング。
また、アルはナンシーの父親が黒人だと知らされてビビって破局したという
苦い経験もあって、
黒人や、ゲイ、トランスジェンダー等々へ向けられた差別の実態が胸に迫る。
そういう差別問題を中心にするならするでも良かった様な気がするけど、
犯罪の捜査なのか、差別への訴えかけなのか、
どっちつかずになっちゃった様な。
サスペンス映画。
タイトルの「Q&A」は検察の尋問調書の意味。
NY市警のベテラン刑事ブレナンが麻薬の売人を射殺。
ブレナンは正当防衛を申し立てるが、目撃者がブレナンの犯行を証言する。
新人の地方検事アルが事件の担当を任され、関係者を尋問し、
同僚刑事達と事件の真相を調査し始めるが、
次期司法長官選挙に打って出ようとする検察殺人課課長クインは、
ブレナンを庇って、事件を収めようとする。
アル達が重要証人達に接近すると、ブレナンによって次々と殺害される。
やがて追い詰められたブレナンは検察に乗り込み、友人の刑事チャッピーを撃ち、
駆けつけた刑事に射殺される。
ブレナンはかつてクインに不祥事をもみ消して貰った事から、
クインの手下として汚れ仕事を引き受けていた。
クインは青年時代ギャンググループに所属しており、殺人を冒した過去があった。
司法長官を目指すに当たって、ブレナンを使って過去を知る者達を消しにかかった。
殉職したアルの父親は優秀な警官だったが、ブレナンと共に賄賂を受け取っていた。
クインはアルもまた操れると踏んで、事件の担当にしたのだった。
事件は神経症の刑事の犯行として、結局もみ消されてしまう。
シドニー・ルメットの名前を見て、期待して見たけど、
ドラマの仕掛けらしいものも無く、ブレナンが暴力的に殺人を続けるばかりで、
やや退屈で、結末もしっくり来なかった。
アルの元カノのナンシーを演じたのがルメットの娘だそうで、
親バカで製作しちゃったのかな。
アル役のティモシー・ハットンが初々しい。
ブレナン役はニック・ノルティで、全編ゲスな刑事を熱演している。
サスペンスとしてのストーリー展開はいただけなかったけど、
NYの人種問題へのアプローチは強烈。
アイルランド系の警察と、プエルトリコ系ギャング。
また、アルはナンシーの父親が黒人だと知らされてビビって破局したという
苦い経験もあって、
黒人や、ゲイ、トランスジェンダー等々へ向けられた差別の実態が胸に迫る。
そういう差別問題を中心にするならするでも良かった様な気がするけど、
犯罪の捜査なのか、差別への訴えかけなのか、
どっちつかずになっちゃった様な。
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