出演者の欄に美男ジョシュ・ハートネットの名前を見つけ、録画。
イケメンとはこういう男性の事を言うのだ。
最近のTVのワイドショー等では、イケメンの設定が低過ぎ。
世の中を斜めに見たような、ふさぎ切った生活を続けている中年OL節子。
姪のミカに英会話教室の授業料の支払い代理を求められ、
代わりにその英会話教室に通う羽目になった。
カラオケボックスの一室で行われているクラスに行ってみると、
ジョンというやたらフランクなアメリカ人青年が講師を務めていた。
ジョンは受講生達にアメリカの名前を付け、気分を盛り上げようとする。
もうひとりの男性はトム、節子はルーシーと名付けられた。
節子はイケメンのジョンにハグされて、内心舞い上がる。
ところが、その後すぐにジョンは講師を辞めてしまった。
実は、ミカと付き合っていて、ミカと共にアメリカに帰国する。
姉(ミカの母親)と共にアメリカに行き、ミカを探しにジョンの家を訪ねる。
ミカはジョンの元妻と子供がいる街に行っていて留守だった。
節子と姉はジョンにレンタカーを運転させてミカの元へ行く。
節子はジョンへの思いが募り、いきなり一度だけ関係を結んでしまうが、
それ以上はジョンには拒否されてしまう。
ミカは妊娠して堕胎していた。
ジョンに妻子がいた事等も後になって知った為、喧嘩になっていたが、
別れるつもりはないらしい。
節子はミカにバカにされたような口を聞かれ、腹が立って、
自分もジョンと関係した事を告げると、
逆上して節子に掴み掛かったミカは足を滑らせて崖から海に転落して重傷を負う。
節子が日本に帰国すると、会社で転属を言い渡され、辞職する。
自暴自棄になった節子はアパートの部屋で精神安定剤を大量に服用し、
意識朦朧となったところにトムが訪ねて来て、節子を助ける。
普段、ほぼ日本のドラマや映画を見ない。
時間が足りない事もあるのだけど、
なんかね、違和感があるから。
海外の作品だと、元々別世界だから、フィクションを楽しめるけど、
日本の作品だと、日本での現実との乖離が妙な距離感で、作品に納得しづらい。
今作はジョシュ・ハートネット目当てで見てしまったのだけど...、
見なきゃ良かったなぁって思ってしまう。
映画をドラマ用に短くまとめたものをTVで放送したそうで、
時間経過や設定の説明が省かれていて、やはりあちこち分かり辛い。
それは仕方無いし、短い時間の中でよくこれだけまとめ上げたな、とは思う。
そう言う作品なんだろうなとは思うのだけど、
主人公の節子に対しての設定がとにかく救いが無くて、
独身中年女性をここまでバカにするかな、と感じてしまった。
おそらく、世の中にこういう人はいなくもないんだろうけど、
皆それなりに健気に生きてるんだから、暖かい目で見てやってよ。
今作は、節子を演じた寺島しのぶの海外進出の為の企画なのかな、とも思う。
ハリウッドの人気俳優ジョシュ・ハートネットや、
渡辺謙の妻として絶対のステータスを誇る南果歩の起用からもそうと伺える。
ただ、寺島しのぶのキャリアを知っていると、
今作の演技は少しわざとらしさが目につくように思えてしまう。
縮小版なので、設定に無理があるように感じられてしまったけど、
映画ではもっとちゃんと描かれているのかな。
節子がハジけるなら、もっと突き抜けたところが見たかったかな。
南果歩は好きではないけど、
今作では南果歩の方が存在感が優っていたように見えた。
ミカ役の忽那汐里はまだまだ優等生っぽくて、
役柄に沿ったすれっからしさが見て取れず、少々物足りない。
それとも、一見純情そうな可愛い子が、スレた真似をする時代だって事かな。
普通に考えると、ジョンとミカのアメリカ生活はすぐにも破綻する。
テロ以降、そしてトランプ政権になってから、
昔と違って、外国人にヴィザが極端に降り難くなっている。
結婚しても、審査がとても厳しい。
ミカが学生ヴィザか何かで滞在しているとして、そう長くはいられない。
ジョンに妻子がいた件は、ミカとの恋愛上はともかくとしても、
養育費の支払いで経済的に苦しむだろう。
かつて大学で講師を勤めていたのに、なぜ辞めたのかが不明だし、
日本での英会話講師も辞めて、現在無職っぽい。
アパートは家賃滞納で、大家が押しかけて即時退去を迫っている。
もう住む所さえ無い。
どうするんだ?
お金の為に叔母さえ良いように騙眩かすミカは、まだ周囲に頼るだけの年頃で、
アメリカでも良い就職口がある筈も無く、すぐに生活が困窮して、
ジョンと悲惨な喧嘩をして日本に逃げ帰って、親を頼るのが関の山。
一方の節子もとりあえず無職になってしまった。
まぁ、貯金はあるようなので、おいおい職探しをすれば良いんだろう。
でも、決死の思いで踏み出してはみたものの、何も得るところ無く、
元の侘しい生活に逆戻り。
そこに何かプラスの精神的変化は無いのか?
で、英会話教室をお休みしていた事を気にかけたトムがわざわざ会社に電話して、
辞職したと聞いて、節子のアパートにまで訪ねて来る。
おいおい、そんな事あるか。
時間経過が不明なので、このふたりがどの程度親しかったかが分かり難い。
でも、節子はジョンに夢中だったから、トムと親しかったとは思えない。
その状況で、会社に電話されたり、
一人暮らしのアパートにまで訪ねて来られたりしたら、とてもキモい。
でも、トムは役所広司だから許される。
4ヶ月程前に奥さんと死別したという設定。
トムが節子に気があるような展開を臭わそうというつもりか?
そういうところの設定が安易。
色々不満が残るドラマ放送だった。
イケメンとはこういう男性の事を言うのだ。
最近のTVのワイドショー等では、イケメンの設定が低過ぎ。
世の中を斜めに見たような、ふさぎ切った生活を続けている中年OL節子。
姪のミカに英会話教室の授業料の支払い代理を求められ、
代わりにその英会話教室に通う羽目になった。
カラオケボックスの一室で行われているクラスに行ってみると、
ジョンというやたらフランクなアメリカ人青年が講師を務めていた。
ジョンは受講生達にアメリカの名前を付け、気分を盛り上げようとする。
もうひとりの男性はトム、節子はルーシーと名付けられた。
節子はイケメンのジョンにハグされて、内心舞い上がる。
ところが、その後すぐにジョンは講師を辞めてしまった。
実は、ミカと付き合っていて、ミカと共にアメリカに帰国する。
姉(ミカの母親)と共にアメリカに行き、ミカを探しにジョンの家を訪ねる。
ミカはジョンの元妻と子供がいる街に行っていて留守だった。
節子と姉はジョンにレンタカーを運転させてミカの元へ行く。
節子はジョンへの思いが募り、いきなり一度だけ関係を結んでしまうが、
それ以上はジョンには拒否されてしまう。
ミカは妊娠して堕胎していた。
ジョンに妻子がいた事等も後になって知った為、喧嘩になっていたが、
別れるつもりはないらしい。
節子はミカにバカにされたような口を聞かれ、腹が立って、
自分もジョンと関係した事を告げると、
逆上して節子に掴み掛かったミカは足を滑らせて崖から海に転落して重傷を負う。
節子が日本に帰国すると、会社で転属を言い渡され、辞職する。
自暴自棄になった節子はアパートの部屋で精神安定剤を大量に服用し、
意識朦朧となったところにトムが訪ねて来て、節子を助ける。
普段、ほぼ日本のドラマや映画を見ない。
時間が足りない事もあるのだけど、
なんかね、違和感があるから。
海外の作品だと、元々別世界だから、フィクションを楽しめるけど、
日本の作品だと、日本での現実との乖離が妙な距離感で、作品に納得しづらい。
今作はジョシュ・ハートネット目当てで見てしまったのだけど...、
見なきゃ良かったなぁって思ってしまう。
映画をドラマ用に短くまとめたものをTVで放送したそうで、
時間経過や設定の説明が省かれていて、やはりあちこち分かり辛い。
それは仕方無いし、短い時間の中でよくこれだけまとめ上げたな、とは思う。
そう言う作品なんだろうなとは思うのだけど、
主人公の節子に対しての設定がとにかく救いが無くて、
独身中年女性をここまでバカにするかな、と感じてしまった。
おそらく、世の中にこういう人はいなくもないんだろうけど、
皆それなりに健気に生きてるんだから、暖かい目で見てやってよ。
今作は、節子を演じた寺島しのぶの海外進出の為の企画なのかな、とも思う。
ハリウッドの人気俳優ジョシュ・ハートネットや、
渡辺謙の妻として絶対のステータスを誇る南果歩の起用からもそうと伺える。
ただ、寺島しのぶのキャリアを知っていると、
今作の演技は少しわざとらしさが目につくように思えてしまう。
縮小版なので、設定に無理があるように感じられてしまったけど、
映画ではもっとちゃんと描かれているのかな。
節子がハジけるなら、もっと突き抜けたところが見たかったかな。
南果歩は好きではないけど、
今作では南果歩の方が存在感が優っていたように見えた。
ミカ役の忽那汐里はまだまだ優等生っぽくて、
役柄に沿ったすれっからしさが見て取れず、少々物足りない。
それとも、一見純情そうな可愛い子が、スレた真似をする時代だって事かな。
普通に考えると、ジョンとミカのアメリカ生活はすぐにも破綻する。
テロ以降、そしてトランプ政権になってから、
昔と違って、外国人にヴィザが極端に降り難くなっている。
結婚しても、審査がとても厳しい。
ミカが学生ヴィザか何かで滞在しているとして、そう長くはいられない。
ジョンに妻子がいた件は、ミカとの恋愛上はともかくとしても、
養育費の支払いで経済的に苦しむだろう。
かつて大学で講師を勤めていたのに、なぜ辞めたのかが不明だし、
日本での英会話講師も辞めて、現在無職っぽい。
アパートは家賃滞納で、大家が押しかけて即時退去を迫っている。
もう住む所さえ無い。
どうするんだ?
お金の為に叔母さえ良いように騙眩かすミカは、まだ周囲に頼るだけの年頃で、
アメリカでも良い就職口がある筈も無く、すぐに生活が困窮して、
ジョンと悲惨な喧嘩をして日本に逃げ帰って、親を頼るのが関の山。
一方の節子もとりあえず無職になってしまった。
まぁ、貯金はあるようなので、おいおい職探しをすれば良いんだろう。
でも、決死の思いで踏み出してはみたものの、何も得るところ無く、
元の侘しい生活に逆戻り。
そこに何かプラスの精神的変化は無いのか?
で、英会話教室をお休みしていた事を気にかけたトムがわざわざ会社に電話して、
辞職したと聞いて、節子のアパートにまで訪ねて来る。
おいおい、そんな事あるか。
時間経過が不明なので、このふたりがどの程度親しかったかが分かり難い。
でも、節子はジョンに夢中だったから、トムと親しかったとは思えない。
その状況で、会社に電話されたり、
一人暮らしのアパートにまで訪ねて来られたりしたら、とてもキモい。
でも、トムは役所広司だから許される。
4ヶ月程前に奥さんと死別したという設定。
トムが節子に気があるような展開を臭わそうというつもりか?
そういうところの設定が安易。
色々不満が残るドラマ放送だった。
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