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マンガ家Mの日常
ネタバレ注意。


英国ミステリードラマのミニシリーズ。
 
英国の地方都市で、警視として辣腕を振るうエリザベス・バンクロフト。
引退する警視正から、次の警視正の第一候補だとのお墨付きも得ている。
地域の麻薬犯罪没滅に向けて、ますます力が入る。

若い女性の巡査部長キャサリンが配属されて来るが、主要な仕事は与えられず、
バンクロフトのライバルのウォーカー警視から、
過去の未解決事件の洗い直しを命じられる。
27年前、ローラという若い女性が刺殺された事件で、
首元に歯型が残っていたのが気にかかる。
当時、強盗の犯行だとして、深くは捜査されなかった。
調べ直すと、バンクロフトがローラと知り合いだった事が判明。
ローラの夫ティムと親しい同級生でもあった。
現在シングルマザーであるバンクロフトは、息子のジョーがティムの子だと主張。
バンクロフトはキャサリンを取り込もうとして、ジョーと引き合わせる。
キャサリンは同僚の巡査部長アンディと不倫中だったが、ジョーに傾く。

バンクロフトは、ローラと恋愛関係にあった。
しかしローラは資産家の息子のティムと結婚し、
バンクロフトとの関係はただの遊びだったと嘲笑う。
裏切られて怒りに燃えたバンクロフトは衝動的にローラを刺殺。
咬み傷もバンクロフトによるものだった。

詳しい再調査を進めるキャサリンに同調した、かつての上司は、
老人ホームでバンクロフトに崖から突き落とされて殺害される。
キャサリンと捜査官のアーニャが
新しい技術で噛み跡のDNA鑑定を再検査しようとすると、
バンクロフトは証拠品に細工し、
ティムとジョーの親子関係を利用して、鑑定を妨害する。
更に、対策中の麻薬捜査事件に絡めて、アーニャを失墜させ、
キャサリンを最終的に殺害する。

麻薬犯罪組織のナンバー2である次男と取引し、
組織を一網打尽にし、トップの長男を殺害。
大きな成果をバネに、警視正に昇格。


いや...、タフなドラマ。
若くて正義感溢れるキャサリンがバンクロフトに対抗する展開と思いきや、
全然太刀打ち出来なくて、シーズン2の冒頭でサクッと殺されちゃうし。
善と悪を併せ持つピカレスクな女性上司と、
正義漢の新人女性部下と言う組み合わせが、
グレン・クローズの「ダメージ」を彷彿とさせる。
今作の方が荒っぽい内容だけど。
自分の行く手を遮る者は容赦無く始末しちゃうのが斬新。

「警視正バンクロフト」としてシーズン2に繋がる。
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