スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ原作の映画。
東西冷戦の最中、英国諜報部はソ連やアメリカとの微妙な綱渡りをしていた。
サーカスとは、英国諜報部(MI6)の通称。
諜報部の5人の幹部の中に「もぐら」と呼ばれる二重スパイがいるらしい。
退職したスマイリーは、かつての上司の依頼で調査を始める。
...いや、正直、何がなんだか全然分かんなかったよ。
そりゃね、誰が二重スパイだったかってのは、
最後にちゃんと説明があったから分かったけど、
物事が、何がどう動いてるんだか、さっぱりだった。
でも、批評家にはスッゴク好評だったようで、賞とかもいっぱい取ってる。
それなりの年齢にもなって、そこそこ映画も色々見てきて、
分かったつもりになっても、まだまだダメね。
説明の為に度々回想シーンが挟まれて、
面倒ではあるけど、それらが分かりにくいって事は無かった。
それよりも、大勢の人間が出てくる事で
英国諜報部以外にハンガリーやらフランスやらトルコやら、
舞台があちこちに動いて、エピソードが多彩になり過ぎて、
話の先行きが見え難かったかな。 スパイ物の宿命ね。
この記事を書いてる途中で、他の人達のブログも見てみた、
ネット検索でトップページに出てくる、かなり専門的なヤツね。
すると、さすがに皆さん、高い評価。
そうかぁ〜、見る人が見れば伝わるのね。
「分かりにくい」事は認めつつも、
その分かりにくさが謎めいた雰囲気と微妙なテンポを表現している事、
数々の細やかな演出が、奥の深さを表現している事、等々。
小説を映画にしようとすると、話が入りきらなくて
かなり切り詰めなきゃならなくて、分かりにくくなりがちなんだけど、
今作では演出と緻密な編集で、見事にバランスを取って仕上げた、と。
映画館では、半券を持ってれば、2回目は1000円で見られるっていう
サービスもあったんだって。
つまり、やっぱり2回は見なきゃよく分からん、という事よね。
ダークスーツの年配のおっさんばかりの中で、
コリン・ファース、マイケル・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、
トム・ハーディといったイケメンも出ていて、
実は、映画見てた間はよく分からなかったんだけど、
これらイケメンは役の上で、何故か揃ってゲイか両刀という設定だそうで、
そういう不埒な目線で楽しめたら、もっと集中して映画を見られたかも?
でも、イケメンばかりじゃなくて、
クドイおっさんがゲイだって方が、リアルでエロい感じがするんだけどな。
コントロール役のジョン・ハートって、カミングアウトしてたんじゃなかったっけ。
主演のスマイリー役のゲーリー・オールドマンは
「高貴な顔立ち」と「知性」を買われての抜擢だったそうで、
このところ渋い役が続いてるけど、
最初に見たのが「プリック・アップ」だったんで、
どうしてもギラついたイメージが拭えないのは私だけ?
この時代の英国って、既にゲイに寛容だったのかな。
私立の学校で、上級生が下級生のお世話役になったりするところから
ゲイに発展しがちなんだって、以前聞いたことがある。
上流の男性の方がそうなっちゃう可能性が高いって事?
スパイ映画なんだけど、余談の方が長くなっちゃったね。
2回目を見る気力は...無いなぁ。
ラスト、「もぐら」である事がバレて、民間の家に軟禁されていたヘイドンが
庭先で外を眺めていると、親友兼愛人だったプリドーが茂みから
裏切り者のヘイドンをライフルで撃ち殺す。
小口径の弾がヘイドンの左目の下を貫通。
ゆっくりと流れ出す血が悔恨の涙のように見える。
秋の落ち葉の中に倒れるヘイドンの姿を見て、プリドーも涙をこぼす。
美しいシーンでした。
東西冷戦の最中、英国諜報部はソ連やアメリカとの微妙な綱渡りをしていた。
サーカスとは、英国諜報部(MI6)の通称。
諜報部の5人の幹部の中に「もぐら」と呼ばれる二重スパイがいるらしい。
退職したスマイリーは、かつての上司の依頼で調査を始める。
...いや、正直、何がなんだか全然分かんなかったよ。
そりゃね、誰が二重スパイだったかってのは、
最後にちゃんと説明があったから分かったけど、
物事が、何がどう動いてるんだか、さっぱりだった。
でも、批評家にはスッゴク好評だったようで、賞とかもいっぱい取ってる。
それなりの年齢にもなって、そこそこ映画も色々見てきて、
分かったつもりになっても、まだまだダメね。
説明の為に度々回想シーンが挟まれて、
面倒ではあるけど、それらが分かりにくいって事は無かった。
それよりも、大勢の人間が出てくる事で
英国諜報部以外にハンガリーやらフランスやらトルコやら、
舞台があちこちに動いて、エピソードが多彩になり過ぎて、
話の先行きが見え難かったかな。 スパイ物の宿命ね。
この記事を書いてる途中で、他の人達のブログも見てみた、
ネット検索でトップページに出てくる、かなり専門的なヤツね。
すると、さすがに皆さん、高い評価。
そうかぁ〜、見る人が見れば伝わるのね。
「分かりにくい」事は認めつつも、
その分かりにくさが謎めいた雰囲気と微妙なテンポを表現している事、
数々の細やかな演出が、奥の深さを表現している事、等々。
小説を映画にしようとすると、話が入りきらなくて
かなり切り詰めなきゃならなくて、分かりにくくなりがちなんだけど、
今作では演出と緻密な編集で、見事にバランスを取って仕上げた、と。
映画館では、半券を持ってれば、2回目は1000円で見られるっていう
サービスもあったんだって。
つまり、やっぱり2回は見なきゃよく分からん、という事よね。
ダークスーツの年配のおっさんばかりの中で、
コリン・ファース、マイケル・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、
トム・ハーディといったイケメンも出ていて、
実は、映画見てた間はよく分からなかったんだけど、
これらイケメンは役の上で、何故か揃ってゲイか両刀という設定だそうで、
そういう不埒な目線で楽しめたら、もっと集中して映画を見られたかも?
でも、イケメンばかりじゃなくて、
クドイおっさんがゲイだって方が、リアルでエロい感じがするんだけどな。
コントロール役のジョン・ハートって、カミングアウトしてたんじゃなかったっけ。
主演のスマイリー役のゲーリー・オールドマンは
「高貴な顔立ち」と「知性」を買われての抜擢だったそうで、
このところ渋い役が続いてるけど、
最初に見たのが「プリック・アップ」だったんで、
どうしてもギラついたイメージが拭えないのは私だけ?
この時代の英国って、既にゲイに寛容だったのかな。
私立の学校で、上級生が下級生のお世話役になったりするところから
ゲイに発展しがちなんだって、以前聞いたことがある。
上流の男性の方がそうなっちゃう可能性が高いって事?
スパイ映画なんだけど、余談の方が長くなっちゃったね。
2回目を見る気力は...無いなぁ。
ラスト、「もぐら」である事がバレて、民間の家に軟禁されていたヘイドンが
庭先で外を眺めていると、親友兼愛人だったプリドーが茂みから
裏切り者のヘイドンをライフルで撃ち殺す。
小口径の弾がヘイドンの左目の下を貫通。
ゆっくりと流れ出す血が悔恨の涙のように見える。
秋の落ち葉の中に倒れるヘイドンの姿を見て、プリドーも涙をこぼす。
美しいシーンでした。
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