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マンガ家Mの日常

可愛らしくて大好きなドラマシリーズでした。
残念ながら遂に完結。

25歳のモデルが交通事故で天国に行って、リターンキーを押したら、
同時刻に死んだ筈のおデブでサエ無いアラフォー弁護士の身体に入っちゃった。
なぜか二人の記憶や人格が上手い具合にミックスされ、
ハイブリッド化したジェーンはオシャレで有能な弁護士として活躍。
魂が入り込んだ事を元の恋人にも告げられず、悩みながらも恋愛は進行。

基本は女性弁護士の恋愛ドラマなんだけど、
オシャレな女性ならではの知恵を発揮して事件解決に至るエピソード等もあり、
成る程、ミーハーも捨てたもんじゃない。
同じWOWOWのドラマ枠で「CSI」シリーズや「クリミナルマインド」等、
名作だけど猟奇的でシリアスな作品が多かったんで、
「ラブ・リーガル」ではホッと出来たし、明るい気分にさせてもらえた。
もっとこういうコメディが増えれば良いのにな。

ジェーン役のブルック・エリオットは舞台での活躍の方が主なのか、
TVや映画ではまだ他の出演作が見当たらない。
でも、このヒットで活躍の場は大いに広がるでしょう。
良い感じのおデブ具合。
でも、ドラマの中ではジェーンのおデブネタは殆ど見られなかった。
ネタとしては使い勝手が良いものの筈だけど、敢えてやらない。
そういう脚本の姿勢だったから、ドラマが明るくて良かったのかな。

魂が入り込む前のジェーンはいかにも中年のおデブ女性でサエ無かったけど、
メイクとヘアスタイリングとハイヒール、それと笑顔で、グッと美女に変身。
女性って、オシャレ次第でこんなに変わる。
容姿にコンプレックスがあっても、頑張りようで何とでもなるのね。

ちなみに、途中でジェーンの婚約者になるオーウェンもそこそこおデブだけど、
背が高い事もあってか、なかなか素敵。
どう見ても豊胸の美女や、
どう見ても賢そうには見えないボディビルダー的腹筋の美男が
弁護士役をやるなんていう無理な方向性からは抜け出てくれたドラマでした。


ジェーンの守護天使役で出演したベン・フェルドマンはその後
「MADMEN」に抜擢され、キャリアアップ。
でも、後継の守護天使ふたりは存在感がイマイチだったかな。
ドラマに絡めようという感じも見られなかったから、
ただ象徴的な存在として置いておいただけなのか。

ラストではジェーンは事務所を辞めるんだけど、
まぁ、有能だという事は知れ渡っているから、
個人事務所を開いても良いし、他所の事務所からのオファーだってあるのでしょう。

ハッピーなコメディらしく、全ては収まるところに収まってめでたしめでたし。
でも、最終話の事件はアメリカの自然保護団体が日本の捕鯨船を攻撃して訴えられ、
ジェーンは団体側の弁護で、日本の捕鯨を非難する立場だったから、
せっかくのラストが、日本のファンとしては複雑な心境になった。

ブルック・エリオットの次の活躍に期待。

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