第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトと
従姉妹で、愛人でもあったデイジーの恋愛映画。
個人的には、もうちょっと気の利いた展開を期待してたんだけど、
穏やかで物わかりの良い大人のドラマと言う感じだった。
デイジーは田舎で年老いた母親の世話をするだけの単調な日々を送っていたが、
職務と休養を兼ねて近くの別荘に滞在していた大統領の
気晴らしの話し相手として招待される。
次第にふたりは惹かれ合い、愛人関係になる。
大統領の妻エレノアは別居していて、同性愛疑惑もあったので、
デイジーは大統領との関係を素直に受け入れて楽しんでいた。
しかし、実際は大統領には継続中の複数の愛人がいて、
エレノアは 夫の不倫に堪え兼ねて別居したのだった。
デイジーは愕然として暫く距離を置くが、大統領の魅力に抗えず、
複数の愛人の存在を受け入れ、元の関係に戻ってしまう。 おやおや。
写真を見ると、フランクリン・ルーズベルトは面長で、
丸顔のビル・マーレイはあまり似ていない。
日本の総理大臣についてさえ満足に知らないんで、
アメリカの過去の大統領なんてろくに分かってなかった。
フランクリン・ルーズベルトは大恐慌の後の不況と第2次世界大戦を戦い抜いて
アメリカを繁栄に導いた傑出した大統領であったらしい。
アメリカの歴史上唯一4選された(当時の制度では可能だった。)大統領だったが、
4選後間もなく病気が悪化して、63歳の若さで他界した。
でも、映画では、女好きのサイテー野郎でしかない。
アメリカの大統領って、どうしてこう好色な男ばっかなんだ。
ただ、女性の方にしても、本当に相手を愛してるからなのか、
大統領の愛人と言う刺激に浸っているだけなのか、ちょっと微妙だよね。
Wikiで見てみると、そう言う女性遍歴には触れられておらず、
政治の業績のみが語られている。
大統領の愛人問題については、妻のエレノアの方のWikiに多く記述がある。
そう言う話を女性の側にばかり押し付けるのって、不公平な感じ。
映画で政治手腕について殆ど言及されていないのも不公平なんだけどね。
成人してからポリオ(ギラン・バレー症候群との説もある。)を罹患して
両足が麻痺していたと言うのは初めて知った。
その事はなるべく隠していたらしい。
また、愛人問題同様、当時世間は隠し事に寛容であった、と映画では語られている。
ドラマの大半は、第2次世界大戦を控えて同盟を強化しようと
英国王として初めて訪米したジョージ6世夫妻の訪問が描かれている。
大統領は、アメリカ国民が英国王を快く受け入れるよう、
敢えてアメリカ流のフランクなもてなしをして、
英国王夫妻が気さくに楽しむ様子を報道させた。成る程ね。
映画の中では脇役なんだけど、
英国王妃役のオリヴィア・コールマン、実に芸達者。
イケイケハデハデのママ(ドラマ「ビューティフル・ピープル」)、
オバちゃんパーマの刑事(ドラマ「ブロード・チャーチ〜殺意の町〜」)、
等々をやったかと思えば、今作ではその正反対の王妃役。
美人では無いんだけど、英国ではこういう実力派の俳優が高く評価されるのね。
少し前に「英国王のスピーチ」を見たばっかりなんで、
コリン・ファースの印象が強いんだけど、
英国王役のサミュエル・ウェストも、瑞々しい若さを見せていて良かった。
面白い映画だったとまでは言い難いけど、
大人の男女の機微が美しく描かれていたし、景色も美しい。
ちょっとした歴史の勉強にもなったかな。
従姉妹で、愛人でもあったデイジーの恋愛映画。
個人的には、もうちょっと気の利いた展開を期待してたんだけど、
穏やかで物わかりの良い大人のドラマと言う感じだった。
デイジーは田舎で年老いた母親の世話をするだけの単調な日々を送っていたが、
職務と休養を兼ねて近くの別荘に滞在していた大統領の
気晴らしの話し相手として招待される。
次第にふたりは惹かれ合い、愛人関係になる。
大統領の妻エレノアは別居していて、同性愛疑惑もあったので、
デイジーは大統領との関係を素直に受け入れて楽しんでいた。
しかし、実際は大統領には継続中の複数の愛人がいて、
エレノアは 夫の不倫に堪え兼ねて別居したのだった。
デイジーは愕然として暫く距離を置くが、大統領の魅力に抗えず、
複数の愛人の存在を受け入れ、元の関係に戻ってしまう。 おやおや。
写真を見ると、フランクリン・ルーズベルトは面長で、
丸顔のビル・マーレイはあまり似ていない。
日本の総理大臣についてさえ満足に知らないんで、
アメリカの過去の大統領なんてろくに分かってなかった。
フランクリン・ルーズベルトは大恐慌の後の不況と第2次世界大戦を戦い抜いて
アメリカを繁栄に導いた傑出した大統領であったらしい。
アメリカの歴史上唯一4選された(当時の制度では可能だった。)大統領だったが、
4選後間もなく病気が悪化して、63歳の若さで他界した。
でも、映画では、女好きのサイテー野郎でしかない。
アメリカの大統領って、どうしてこう好色な男ばっかなんだ。
ただ、女性の方にしても、本当に相手を愛してるからなのか、
大統領の愛人と言う刺激に浸っているだけなのか、ちょっと微妙だよね。
Wikiで見てみると、そう言う女性遍歴には触れられておらず、
政治の業績のみが語られている。
大統領の愛人問題については、妻のエレノアの方のWikiに多く記述がある。
そう言う話を女性の側にばかり押し付けるのって、不公平な感じ。
映画で政治手腕について殆ど言及されていないのも不公平なんだけどね。
成人してからポリオ(ギラン・バレー症候群との説もある。)を罹患して
両足が麻痺していたと言うのは初めて知った。
その事はなるべく隠していたらしい。
また、愛人問題同様、当時世間は隠し事に寛容であった、と映画では語られている。
ドラマの大半は、第2次世界大戦を控えて同盟を強化しようと
英国王として初めて訪米したジョージ6世夫妻の訪問が描かれている。
大統領は、アメリカ国民が英国王を快く受け入れるよう、
敢えてアメリカ流のフランクなもてなしをして、
英国王夫妻が気さくに楽しむ様子を報道させた。成る程ね。
映画の中では脇役なんだけど、
英国王妃役のオリヴィア・コールマン、実に芸達者。
イケイケハデハデのママ(ドラマ「ビューティフル・ピープル」)、
オバちゃんパーマの刑事(ドラマ「ブロード・チャーチ〜殺意の町〜」)、
等々をやったかと思えば、今作ではその正反対の王妃役。
美人では無いんだけど、英国ではこういう実力派の俳優が高く評価されるのね。
少し前に「英国王のスピーチ」を見たばっかりなんで、
コリン・ファースの印象が強いんだけど、
英国王役のサミュエル・ウェストも、瑞々しい若さを見せていて良かった。
面白い映画だったとまでは言い難いけど、
大人の男女の機微が美しく描かれていたし、景色も美しい。
ちょっとした歴史の勉強にもなったかな。
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