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マンガ家Mの日常

ネームが上がって、編集部にFAX。誰もいない事はわかってるけどね。
やっと肩の荷が降りて安堵。
重く無い映画を見る。

イエメンの首領が自国で鮭釣りが出来るよう、英国に企画発注。
問い合わせを受けた学者フレッドは一笑に付すが、
アラブでの暴動発生で関係改善を迫られた英国政府はこの企画に食いつく。
イエメンは山間部は気温も低く、地下に冷えた水源もある事から、
理論上は鮭のいる川を作る事は不可能では無い。
オイルマネーを握った富豪のお遊びかと思いきや、
首領には信仰に根差した思想があり、
感銘を受けたフレッドは次第に首領とも親密になり、企画実現に向けて邁進する。

どこか、とりとめの無いような、不思議なテイストの映画だった。
主演のユアン・マクレガーの、童顔で夢見がちのような瞳が
この映画を純度高く仕上げている。
原作があるそうなんだけど、どこからこういう発想に辿り着いたんだろうね。
河川の建設については、まさか映画の為にそこまでやる筈も無いんで、
何かの実際のプロジェクトに乗っかったか、
ある程度は骨組み作って、CGで完成させたか。
50年代ハリウッドだったら、本気で川を作ってそうでヤバい。
まぁ、今回はそういう予算の映画ではないけど。


リラックスして見られるほのぼのした佳作でした。
恋愛ドラマの部分に関しては、主人公にちょっと調子良く作られてた感はあるかな。
現実はドロドロは避けられないだろう。

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