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マンガ家Mの日常
ネタバレ注意


「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」が
海外ドラマファンの間では好評だったにも関わらず、
本国アメリカでシーズン1で打ち切りになってしまった。
その主演俳優ヨアン・グリフィズが、監察医から法医学医に変わって、
ミステリードラマに再登場。

予備知識無しに見始めたので、
アメリカのカリフォルニアかマイアミかと思っていたら、
オーストラリアのドラマで、クイーンズランドが舞台だった。
おそらく、ブリスベン。懐かしい。
同じような、都会とハーバーと大自然の光景でも、
アメリカと比べて、オーストラリアの方が何と無く荒削りな雰囲気。

「FOREVER」と同様、医師が遺体の鑑識を行う中で事件の謎を解く、
1話完結のドラマなんだけど、ハロウの家族の物語がシーズンを通して、
ミステリーとして描かれている点が面白かった。


離婚した元妻ステファニーが、恋多き金髪美人で、
18歳になる娘ファーンは彼氏と家出して、その日暮らし。
ステファニーの再婚相手ロバートは、多額の借金を残して行方不明。
ハロウは元妻と娘の為に、仕事を辞めてでも尽くそうとする。

何だかなぁ〜、随分甘やかされた娘だなぁと、不満げに観ていたら、
それにはちゃんとした背景があって、
ロバート行方不明の謎解きに繋がっていた。

元警官のロバートは、イケメンで人当たりも良く、
再婚当初2、3年は良い継父だったけど、
そのうち、仕事を辞めてギャンブルに手を出し、家を抵当に入れ、
ステファニーの名義で借金。
臨時雇いの教師として働いているステファニーは、借金返済に追われる日々。
ロバートは半年以上行方不明だけど、死亡が確定されていないので、
保険金も降りない。
で、事もあろうに、このロバートは、
ファーンが12、3歳の頃から15歳くらいまで、性的虐待を続けていた。
ロバートから脅されて、ファーンは母親にも真実を告げられず、
自暴自棄な生活に陥ってしまった。

ようやく事実に気づいたハロウは、ロバートと対面し、
もみ合ううちに殺害してしまう。
コンクリ詰めにして海に沈めるが、9ヶ月経って発見され、調査が始まる。
ハロウの研究室に運び込まれ、鑑識作業をしながらも、
殺害の事実の隠蔽を目論む。

ハロウの新恋人で、犯罪現場調査官ソロヤは、調査を進めるうちに、
ハロウの犯行だと思い当たるが、
ハロウを慕う師匠のジャックや部下のライルは隠蔽に手を貸す。
無事乗り切ったハロウだったが、当然ソロヤとは破局。
最終話のラストで、ヨットで1人でワインを飲んでいたら、
どこからともなく飛んで来た銃弾に身体を撃ち抜かれる。

ハイ、そこでシーズン1完了。
え、えーっ!


シーズン1を放送していたDlifeがチャンネル終了になったので、
この後、どこで観られるかがわからない。
本国では、シーズン3の撮影が始まっているとか。

ハリウッド進出後も、まだ微妙な立ち位置にあるヨアン・グリフィズ。
「FOREVER」の不運を払拭して、
TVドラマでも映画でも、大ヒットを掴んでもらいたい。
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