フランスで今最も脂が乗っている女優、イザベル・ユペール主演作。
原題「L'Avenir」は「未来」
ナタリーは高校の哲学教師。
校内では学生がデモを行っているが、
哲学を教える事にしか興味が無いナタリーは素通り。
娘と息子はそれぞれ独立して、家では同じ哲学の大学教授の夫と二人暮らし。
夫は若い女性と不倫。別居して離婚の手続きを進める。
不在の間に荷物整理に来て、本も運び出していた。
自分の所有の大事な哲学書まで持ち去られ、ナタリーはちょっとイラつく。
ナタリーの母親は徐々に認知症が進んで、妄想の症状もあり、
頻繁に電話して来るようになって、手を焼いている。
施設に入所させるが、事故が元で他界。
ナタリーは母が買っていた猫のパンドラを引き取るが、猫にも手を焼く。
かつての教え子で、哲学の道に進んだファビアンと、
自著のやり取り等で連絡を取っている。
ファビアンには恋人がいるが、ナタリーと微妙な空気。
娘が出産し、病院で元夫と顔を合わせるが、素気無く当たる。
家族の晩餐にも夫だけ招待しない。
ナタリーの日常が淡々と描かれる。
沈着冷静なナタリーは滅多に表情を崩さず、動揺しても取り乱したりはしない。
強くて可愛げに欠けるタイプかもしれない。
老親の介護、熟年離婚、子供達の独立、
どれも、誰にでも訪れる可能性がある出来事として、
タイトルの「未来」があるのだろうか。
当事者でありながらも、何かを変える力など無く、ただ受け入れるのみ。
原題「L'Avenir」は「未来」
ナタリーは高校の哲学教師。
校内では学生がデモを行っているが、
哲学を教える事にしか興味が無いナタリーは素通り。
娘と息子はそれぞれ独立して、家では同じ哲学の大学教授の夫と二人暮らし。
夫は若い女性と不倫。別居して離婚の手続きを進める。
不在の間に荷物整理に来て、本も運び出していた。
自分の所有の大事な哲学書まで持ち去られ、ナタリーはちょっとイラつく。
ナタリーの母親は徐々に認知症が進んで、妄想の症状もあり、
頻繁に電話して来るようになって、手を焼いている。
施設に入所させるが、事故が元で他界。
ナタリーは母が買っていた猫のパンドラを引き取るが、猫にも手を焼く。
かつての教え子で、哲学の道に進んだファビアンと、
自著のやり取り等で連絡を取っている。
ファビアンには恋人がいるが、ナタリーと微妙な空気。
娘が出産し、病院で元夫と顔を合わせるが、素気無く当たる。
家族の晩餐にも夫だけ招待しない。
ナタリーの日常が淡々と描かれる。
沈着冷静なナタリーは滅多に表情を崩さず、動揺しても取り乱したりはしない。
強くて可愛げに欠けるタイプかもしれない。
老親の介護、熟年離婚、子供達の独立、
どれも、誰にでも訪れる可能性がある出来事として、
タイトルの「未来」があるのだろうか。
当事者でありながらも、何かを変える力など無く、ただ受け入れるのみ。
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