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マンガ家Mの日常
ドラマ中盤に差し掛かると、
キャラクターの位置関係が鮮明になって来て、
父王が亡くなり、タムドムが政治の中心に立つ事で、政治的にも動きが出て、
戦闘の駆け引き等、見所がふんだんに盛り込まれ、
大きな渦のようなスペクタクルに引き込まれる。


タムドクと恋愛関係にあったキハは、火天会に取り込まれており、
自らの行く末に不安を抱いていた。
タムドクは王位に関心が薄く、キハとの駆け落ちも考えていた。
政治的対立で高句麗が荒れる中、父王は、
息子のタムドクに将来のチュシン王としての使命感を意識させるべく、
自ら剣で身体を刺して命を絶ち、キハに責任を負わせようとする。
キハは剣を抜こうとしたところを近衛兵に見られ、
キハが父王を刺し殺したと疑われる。


実は、少しセリフを読み逃してしまったかもしれないんだけど、
この辺りの設定がちょっと飲み込めていない。

チュシン王としての責務から目を背けて恋人と逃げようとする息子を叱咤激励し、
退路を断つべく、父王が自ら命を絶ったのは分かるとして、
何故、キハがその責任を負わなければならなかったのか。
タムドクは父王を殺されたと思いこみ、キハから気持ちが離れる。
キハはタムドクが自分に弁明の機会さえ求めなかったのを恨むんだけど、
自分から言おうと思えば言えた筈。
父王の遺志を尊重した形で、それはそれで理屈は通ってるんだけど、
キハはタムドクに対する思慕と恨みがごちゃ混ぜになって、暴走し、
大神官を殺害して、火天会の悪事の方に傾いて行く。
タムドクの成長を支援する形で身を引きながら、攻撃側に回る。

この時のキハの状況を、もう少ししっかり整理してもらえたら、
微妙な引っ掛かりがなくて済んだんだけどな。

とは言え、
この場面を境に、キャラクターの対立構造が明確になり、
ドラマがスピード感を得て、一気に面白くなって行く。
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