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マンガ家Mの日常
主人公が特にイケメンでもないおっさんで、
子供時代のトラウマに取り憑かれて陰気臭い。
シーズン1では事件の展開も遅くて、全体的にイマイチな感じではあったけど、
伏線回収な面も含めて、シーズン2は面白く観られた。


ペーテルは兄ウルバンが自殺したとはどうしても信じられずにいる。
子供の頃、暴力的な父親から救ってくれた、ヒーローのような兄だった。

兄の同僚コニーが何者かに殺害され、ウルバンの死との関連性を探る。
コニーの自宅の家宅捜査の際、警察局長ルドヴィグが何かを持ち去ったのを見て、
ペーテルがルドヴィグの操作を開始すると、少女売春との繋がりが現れる。
過去にルドヴィグが過激な行為をした女性ニコルが殺害されていた事件があった。

ペーテルがコニーの自宅やヨットを捜索すると、
少女売春の様子を録画したテープが複数発見される。
その中に、かつてウルバンやコニーの同僚でもあったアンテの姿が映っていた。
アンテは現在、ウルバンの元妻の恋人でもある。
ウルバン、コニー、アンテの3人は、当時、少女売春の捜査をする過程で、
逆に売春を斡旋する側となり、
捜査班員達の仮眠室にしていたウルバンのアパートが、行為用に使われ、
買春する客達を脅して金銭を要求するようになっていた。
客の1人だったルドヴィグは、証拠のUSBを破棄しようとしていたのだった。
買春や残虐行為は認めたが、殺害犯はルドヴィグではなかった。

(シーズン1で)ペーテルは兄の腕時計を修理して、その後自分で付けていた。
アンテの自白でニコルの遺体を発見し、頭部の復元がなされると、
凹んだような傷跡が、ウルバンの腕時計の竜頭と一致。
ペーテルはニコルを殺害したのがウルバンだと気づく。
ウルバンは父親からの長年の虐待で、心の奥が蝕まれ、
時として暴力的な傾向を示すようになっていた。
ウルバンは当時訓練生だった女性イェニーをレイプし、妊娠させた。
銃による自殺と見られていたのは、イェニーによる射殺だった。
コニーを射殺したのもイェニーだと判明。
精神的に追い詰められたイェニーはライフル銃で捜査員達を攻撃するが、
ペーテルの説得で投降する。

カイサはヨルマの子供を出産。
ヨルマには別の恋人がいるが、なかなか子供が出来ず、
カイサが産む子供の誕生を待ち望んでいる。


シーズン1でうやむやになっていたウルバンの死の真相が明かされ、
ウルバンの人生や背後の事件等が語られる。
腕時計が、まさかこういう形で真相解明に繋がるとは...。
一通りスッキリしました。
シーズン1が実際の出来事にこだわり過ぎたせいか、
ダラダラ長くてボンヤリした展開にイラッとさせられたけど、
シーズン2はもう少しフィクション性が強くなったのか、
わかりやすくて楽しめた。

残るは、カイサとヨルマの微妙な関係。

今後シーズン3が制作されるのかどうかは不明。
多分、作りたいからカイサとヨルマの関係性を曖昧にして残したんだろうな。
ペーテルがウルバンの記憶からもっと解き放される過程も必要だと思うし。

シーズン3、お待ちしております。


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