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マンガ家Mの日常
ベルリンの壁が壊されるより30年以上前の、東ベルリンの実話を基にした、
社会派ドラマ映画。


ベルリンの壁建設(1961年以前の)1956年の東ドイツ。
テオは親友のクルトが祖父の墓参りに西ベルリンへ行くのに同行し、
映画館に寄り道する。
ニュース報道で、ハンガリーがソ連の支配下からの独立を目指して、
民衆蜂起していたのを知り、共感する。
後日、クラスメイトのパウルの大伯父エドガーの家で、西側のラジオ放送を聞き、
多くのハンガリー人が犠牲になった事を知る。
翌日、クラスメイト全員で、授業開始の際に2分間の黙祷を捧げる。

第2次世界大戦の敗戦後、ソ連の影響下にある東ベルリンでは、
この黙祷が反体制的とみなされ、国民教育相が調査を始める。
クラスの皆は、全員で決めた事だとして、互いにかばい合うが、
調査官ケスラーは、頑として首謀者を探し出し、退学処分にしようとする。

テオの父ヘルマンは製鉄所で働く労働者階級。
トップレベルの進学クラスで学ぶテオには、
大学に進学してエリートの道を歩む様願っていた。
父の要望を聞いて、テオは少し心が揺れる。
テオの動揺を見て取ったGFレナは、
以前からレナを好きだったクルトとキスしてしまい、
それを知ったテオは、クルトとの友人関係にも亀裂が生じる。

クラスのはみ出し者エリックの父親は、戦時中ナチスに寝返り、
終戦後にソ連軍に絞首刑にされた。
母と義父はエリックにその事を隠していたが、
ケスラーは絞首刑の写真を見せて、新聞に発表するとエリックを脅し、
怯えたエリックは、首謀者はクルトだと明かす。
ケスラーは労働者階級のテオを退学させるつもりでいたが、
市議会議長ハンスの御曹司クルトが首謀者だと知らされ、困惑する。
ハンスもまた、エリックの父をソ連に売った、暗い過去があった。
打ちひしがれたエリックは、射撃の指導教官に向けて発砲し、逮捕される。

卒業資格を剥奪されたクルトは、西ベルリンに逃亡し、試験を受ける事にする。
クルトが去った事で、ヘルマンはテオに、クルトに責任を被せるよう提案するが、
国民教育相の追及の前で、テオは、自らも首謀者であると宣言する。
クラスのほぼ全員が立ち上がり、自分達も首謀者であると告げる。

クラスが閉鎖される。
テオはクラスのほぼ全員とともに西側に逃れ、卒業試験を受ける。


(感想は後日。)

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