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マンガ家Mの日常
手元には買い置きのカールチーズ味が一袋あるのみ。
これが無くなったら、カールを食べながら映画を見る事も出来なくなるのね。
大きな音はしないし、サクサクして、なんと無く腹持ちも良かったので、
深夜の映画鑑賞のお供に良かったのに。


タイトル通り、シェフものの映画。

貧しい環境で生まれ育ったアダムは、料理の道に進み、天才的才能を開花させる。
しかし、あまりにも早い成功に自らを失い、麻薬に溺れて道を踏み外す。
リハビリを経て再起を目指し、昔の仲間を頼って、ロンドンでシェフの職に就く。
傲慢な態度は人を遠ざけるが、実力は疑いようが無い。
ドラッグの売人に借金があり、脅迫が続いている。

ミシュラン三ツ星獲得を目指して奮闘する。
調査員と思しき二人組が店を訪れ、アダムは慎重に皿を出すが、失敗に終わる。
パリ時代、アダムが引き起こしたトラブルを恨みに思っていたミシェルが
ソースに細工したのだった。

アダムを心密かに思い続けていたトニー、ライバルのリース、
優秀なソーシェでアダムの恋人となるエレーヌ、有望な若手スタッフ等々、
良い仲間に囲まれて、再び立ち直り、協調性を育む。


貧しい生い立ちから来る屈折、際立った天才等々で、
アダムは全て自分中心の鼻持ちならない性格に仕上がっている。
フィクションとは言え、正直、コイツとは関わりたく無い。
人生を台無しにされて憤慨していたミシェルに同情する。
アダムはもっと制裁を受けるべき。
主演のブラッドリー・クーパーの偉そうな顔のせいかなぁ。

アメリカ製作ながら、
ダニエル・ブリュール、オマール・シー、エマ・トンプソンといった
欧州の俳優が多く参加しており、料理共々軽やかな味わいを醸し出している。
美女ユマ・サーマンは大分老けちゃった印象。

映像がとにかく美しい。
全体が爽やかな色彩に調整されている。
アダムのいけすかなさが和らげられている。

出来れば、美しい料理の数々ををもう少ししっかり見せて欲しかったな。
エンドロールにゴードン・ラムゼイの名前があったから、
料理は彼の監修なのかな。
そう思うと、ゴードン・ラムゼイのお店に行ってみたくなるね。

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