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マンガ家Mの日常
後半部。


3年後、ルイーセとフレデリクは別の街で偶然再会。
フレデリクは発砲の責任から移動させられた?
ついでに離婚していた。

フレデリクは中年女性ダウマが海岸で亡くなっていた事件について、
ルイーセに協力を依頼する。
ダウマは軽度の精神疾患があり、最近相続した遺産の大部分が消えていた。
調べると、高級車を購入したが、すぐに転売されていた。

障害者ケアの仕事をしている若い女性アルベアテは、
担当患者のヴィクターが亡くなると、高額な切手のコレクションを盗み、
姿を消す。
携帯の位置情報で行き先を突き止めると、
かつてビャーン達も住んでいた共同農場だった。
アルベアテは、農場創設者の1人で現在の所有者であるヨンの愛人でもあり、
大金を作っては経営難を抱えるヨンに貢いでいた。
しかし、ヨンはすでにアルベアテへの関心が無く、冷たくあしらう。
若い女性が共同農場にやって来ると、アルベアテは追い出しにかかる。
2人の間には幼い息子がいて、ヨンも息子だけは可愛がっている。

ルイーセは、アルベアテの窃盗、殺人の容疑と共に、
息子がマリーアの子供ではないかと考え、調査の為に共同農場に潜入するが、
警戒心の強いアルベアテによって、正体がバレてしまう。
ルイーセとヨンが2人でコテージにいる時、アルベアテが放火。
2人はかろうじて逃げ出す。

ルイーセは逮捕され、聴取を受ける。
窃盗は認めたが、ダウマとヴィクターの死については否認する。
息子のDNAを調べたが、アルベアテの子供で間違いなかった。
マリーアと連絡を取ろうと、サポートセンターに行くと、
マリーアの担当者の女性が国外に引っ越したと知らされる。
ルイーセは、赤ん坊連れ去りは10〜20代、もしくは
出産が難しくなった40歳前後の女性と予想していた。
その予想を元に、フレデリクと共に担当者に会いに行くと、
幼い男の子が庭先で遊んでいた。
ルイーセは男の子を連れ帰り、マリーアの元に無事送り届ける。

ルイーセとフレデリクはいい感じになる。


2つの事件を組み合わせた形で完結。
派手さはないが、それなりに密度を感じられた。
両方とも、弱い立場の人間が犯人だったのが、やや後味が良くない気がする。
そこに虐待や家庭崩壊といった社会的なテーマがあるのだろうけど。

前半で既にちょっとアヤシイ感じになりかけていたルイーセとフレデリク。
3年経ったらフレデリクが離婚してシングルになってたってのは、
まぁ、出来過ぎなんだけど、おまけのようなもんだね。
実際は、離婚が成立していても、もっとドロドロがあるんだけど。



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