昨晩、風邪ひきがやや回復して来たので少し仕事。
もうちょっと進められたら良かったんだけど、集中力が保たないし、
バス水栓の工事があって今朝は早めに起きなければならなかったので、
そこそこで仕事を切り上げ、寝しなの映画。
2時間を越す大作は手を付け難いけど、90分くらいの長さだと見易い。
巨匠アキ・カウリスマキ監督作品。
全編カウリスマキブルーとでも言う青の配色が美しい。
ストーリーはホント単純。
フランス北部の港町ル・アーヴルで暮らす老夫婦、
夫マルセルは街頭で靴みがきをして収入を得ている。
妻アルレッティはかつてホームレスだったマルセルをウチに住まわせてくれた。
いつの間にやら結婚。夫想いで倹約家。
重い病気で最近入院する事になった。
アフリカからの難民が船のコンテナに隠れてル・アーヴルに着いた。
すぐ警察に捕まってしまうが、少年イドリッサだけ逃げ果せた。
マルセルは港で昼食休憩していたところ偶然イドリッサと出会い、自宅に匿う。
イドリッサから親戚についての話等を聞き出し、
ロンドンにいる母親の元へ送り届けるよう尽力する。
マルセルはあまりお金の持ち合わせも無く、普段はツケで食料品を買い、
店主からイヤな顔をされている。
でも、皆イドリッサの事を知ると、無償で食料品を分け与えたり、
渡航資金作りのイベントを計画したり、協力的。
冷徹に職務を全うしている警視も、そっと見逃してくれる。
それぞれ、かつて自分が誰かに助けられたり、
誰かを苦しめた負い目を感じてたりして
その償いの気持ちを込めてイドリッサを助けようとしている。
人は恩を受けた相手に直接恩返しする事は出来なくても、
次の誰かにその想いを繋げて行ければ良い。
フツーに撮ってたらつまんない映画になってたんだろうけど、
ベテラン俳優陣の存在感が映画を説得力あるものにしている。
マルセル、アルレッティ、モネ警視、なんて言う名前は
古いフランス映画へのオマージュ?
密告者のイヤな男は、なんと、ヌーベルバーグの名作「大人はわかってくれない」の
主役の少年を演じたジャン=ピエール・レオなんだって。ほぉぉ〜っ。
マルセルはイドリッサがロンドンに密航する費用の為に、
アルレッティが貯めていたお金も躊躇わず全部注ぎ込んでしまう。
見てる側としては、何でそこまで、と思わなくも無いけど、
そうせざるを得ない衝動があったのだろうか。
お陰で?余命僅かと見られていたアルレッティが奇跡的に完治する。
そんな訳は無いんだけど、
マルセルがイドリッサを救う無償の愛に神様も目を向けてくれて
ご褒美を授けてくれたのね。
カウリスマキのファンタジックな美しい画面を見てると、何となく納得出来る?
もうちょっと進められたら良かったんだけど、集中力が保たないし、
バス水栓の工事があって今朝は早めに起きなければならなかったので、
そこそこで仕事を切り上げ、寝しなの映画。
2時間を越す大作は手を付け難いけど、90分くらいの長さだと見易い。
巨匠アキ・カウリスマキ監督作品。
全編カウリスマキブルーとでも言う青の配色が美しい。
ストーリーはホント単純。
フランス北部の港町ル・アーヴルで暮らす老夫婦、
夫マルセルは街頭で靴みがきをして収入を得ている。
妻アルレッティはかつてホームレスだったマルセルをウチに住まわせてくれた。
いつの間にやら結婚。夫想いで倹約家。
重い病気で最近入院する事になった。
アフリカからの難民が船のコンテナに隠れてル・アーヴルに着いた。
すぐ警察に捕まってしまうが、少年イドリッサだけ逃げ果せた。
マルセルは港で昼食休憩していたところ偶然イドリッサと出会い、自宅に匿う。
イドリッサから親戚についての話等を聞き出し、
ロンドンにいる母親の元へ送り届けるよう尽力する。
マルセルはあまりお金の持ち合わせも無く、普段はツケで食料品を買い、
店主からイヤな顔をされている。
でも、皆イドリッサの事を知ると、無償で食料品を分け与えたり、
渡航資金作りのイベントを計画したり、協力的。
冷徹に職務を全うしている警視も、そっと見逃してくれる。
それぞれ、かつて自分が誰かに助けられたり、
誰かを苦しめた負い目を感じてたりして
その償いの気持ちを込めてイドリッサを助けようとしている。
人は恩を受けた相手に直接恩返しする事は出来なくても、
次の誰かにその想いを繋げて行ければ良い。
フツーに撮ってたらつまんない映画になってたんだろうけど、
ベテラン俳優陣の存在感が映画を説得力あるものにしている。
マルセル、アルレッティ、モネ警視、なんて言う名前は
古いフランス映画へのオマージュ?
密告者のイヤな男は、なんと、ヌーベルバーグの名作「大人はわかってくれない」の
主役の少年を演じたジャン=ピエール・レオなんだって。ほぉぉ〜っ。
マルセルはイドリッサがロンドンに密航する費用の為に、
アルレッティが貯めていたお金も躊躇わず全部注ぎ込んでしまう。
見てる側としては、何でそこまで、と思わなくも無いけど、
そうせざるを得ない衝動があったのだろうか。
お陰で?余命僅かと見られていたアルレッティが奇跡的に完治する。
そんな訳は無いんだけど、
マルセルがイドリッサを救う無償の愛に神様も目を向けてくれて
ご褒美を授けてくれたのね。
カウリスマキのファンタジックな美しい画面を見てると、何となく納得出来る?
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