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マンガ家Mの日常
ミシェル・ファイファー、アシュトン・カッチャー主演、
サスペンスかと思って見てたら、社会派ヒューマンドラマでした。

冒頭がわかり難い。
ミシェル・ファイファーは夫が知人に銃で撃ち殺された。
アシュトン・カッチャーは双子の姉がレイプされ、殺された。
小さな街で、どちらも裁判が進行中で、
ふたりは裁判所や遺族の為のセミナー等で顔を合わせるうちに親しくなる。
その全体の模様が、ミシェル・ファイファーの聾唖の息子を通して語られる。
各自の立場が深刻なので、一体誰の視点から感情移入して見れば良いのかが
わからなくて、ドラマの軸が何なのかがわかるまでに時間がかかる。

更に、殺された夫はアル中だったり、
ふたごの姉はシングルマザーで、男性関係が色々だったり、
彼女を殺したとされる容疑者が軽度の知的障害があったり、で、
話の要素が多過ぎる。

家族を失った悲しみとそこからの再生がテーマなんだとしたら、
事件はアシュトン・カッチャーの方だけに絞るべきだった。
原作か何かがあるのかもしれないが、主役がふたりに分裂してしまったのは、
ミシェル・ファイファーのネームバリューのせいだろうか。

アシュトンは身体を鍛え上げたせいで、だいぶゴツくなった。
力の入る筋トレをし過ぎると、顎のあたりがゴツくなるので、
そろそろこの辺までにしといた方が良かろう。
今回はレスリングの元アメリカ代表候補という設定で、
勿論あの美しい肉体を画面サービスしてくれている。
でも、あんなにがに股だったっけか?
歩き方がちょっとぎこちない。
まさか、レスリング選手としての役作り?

主役ふたりの名前を見てもらえばお分かりの通り、
アシュトンは母親ほども歳の離れたミシェルと恋仲になる。
今流行のクーガー女という言葉は使いたくない。
むしろ、頼りないアシュトンに年上女性が似合いだし、必要なのだ。
相変わらず表情がカタい。

それにしても、こうして見た映画の感想を書いていると、
キャサリン・ハイグルとアシュトンのふたりの登場が際立って多い。
疲れてると軽い内容のものが見たくなるから、
彼らの映画をチョイスしている私にも責任はあるのだけど、
作品数が多いのは、やはり、このふたりが今ハリウッドの若手トップスターで、
日本でも人気が高いことの証明なのだろう。


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