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マンガ家Mの日常
もう1本、短めの映画を見る。

恋愛ドタバタコメディ。
監督は「ラストショー」の名匠ピーター・ボグダノビッチ。

さすがに歳をとったのか、作品の切れは今ひとつ。
ウディ・アレンが65%の力で撮ったような作品。
Wikiで見ると、作品の完成までに様々な紆余曲折があったらしく、苦労が伺える。


舞台演出家のアーノルドは、時々高級娼婦を買っていた。
態度は紳士的で、帰り際には、
「3万ドルをあげる。
 売春の仕事を辞めて、この金を資金にして自分の夢を追って欲しい。」
と申し出る。

新作舞台の役者のオーディションをすると、
つい最近買った売春婦イジーが受けに来た。
主演女優である妻に知られまいと焦るアーノルドを尻目に、
イジーは確かな演技力で合格する。

アーノルドもイジーも、売春の関係を引きずる気持ちはまるで無く、
二人の間だけの事なら問題は無いのだけど、
イジーの熱心な客だった判事や、判事が雇った探偵の息子で脚本家のジョシュア、
アーノルドの妻デルタや、彼女にに想いを寄せる俳優のセス、
等々が絡んでのドタバタが繰り広げられる。


主演の舞台演出家がオーウェン・ウィルソンで、
恋愛のドタバタをイジーの語りで回されるところ等、ウディ・アレンっぽい。
でも、全体的にガチャガチャした印象が否めない。
イジーの魅力に周囲が翻弄される雰囲気をもっと描ければ良かった。
製作が実現するまでの紆余曲折が長過ぎて、まとまりが悪くなってしまったのか。

ウエイトレス役でテイタム・オニールがカメオ出演しているそうだけど、
さすがに気がつかなかった。
ボグダノビッチとテイタムの「ニッケル・オデオン」、懐かしいね。




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