忍者ブログ
マンガ家Mの日常
先週は全米オープンで気を取られていたせいか、
第1回目を録画し忘れて見逃してしまった。
気を取り直して第2回目から見る。

デヴィッド・スーシェがポワロを演じるTVシリーズって、
始まったのは30年近く前?
前のシーズンが終了してからも随分間があったような。
おそらく、製作者が、そこで一旦終了にしてたつもりが、
やっぱりやり切ろう、って思い立ったのかな。

小説の方は設定次第でどうにでもなるけど、
現実に生きている俳優さんは当然歳を取る。
ポワロはホームズとかと違ってそんなにアクティヴではなく、
犯人追跡や格闘は主に相棒のヘイスティングス大尉の役割だった。
だから、ポワロは歳取ってもそんなに問題は無いんだけど、
今回見ると、ヘイスティングス大尉とジャップ警部の老けようは目についた。
吹き替えも、敢えてなのか、
年齢を意識させるような、ちょっと息苦しいようなしゃべり方だったな。
ヘイスティングス大尉の吹き替えって、元は富山敬さんだったのよね、
思いだすなぁ...。

第2回目は「ビッグ・フォー」。
設定のアイテムとしてはいつものアガサ・クリスティ作品に見られる通り、
国際情勢、上流社会、恋愛等の絡みで構成されているのだけど、
何だかどうにも無理があるような感じがしてならなかった。
苦し紛れ的な...。
脚本も、原作を持て余してもたついてる感じがした。
特に、肝心の種明かしのシーンは出来が良く無かった。
名作はシリーズの早い段階で映像化しちゃうんで、
後半になれば原作の質が落ちて来るのは仕様が無いか。
ただ、同様のタイプの名作を貶めかねない危険性もあるのではなかろうか。

無理を押してでもドラマシリーズを再開させて、
これでデヴィッド・スーシェ版はラストだとしているのだから、
製作者側もそれ相応の意気込みはあるだろう。
有終の美を飾れるよう、残りの作品に期待したい。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック