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マンガ家Mの日常
高校時代にはプロムのキングとクイーンだった、チャーリーとペギー・スー。
幸せな結婚も遠い昔。
家族経営の家電店を継いだチャーリーと、退屈な専業主婦のペギー・スー。
チャーリーの浮気に傷ついたペギー・スーは離婚を決意。
そんなバッドタイミングで卒業25周年記念の同窓会の案内が来る。
娘のベスに急かされて、ペギー、スーは渋々出席。

会場で突然気を失ったペギー・スーが目を覚ますと、そこは1960年の高校。
過去と現在の記憶を手繰り寄せ、周囲に合わせつつ、
元の世界に戻る方法を模索。

今も仲の良い女友達。
陰険なクラスメイトにはハッキリと反抗。
今はツマはじきだが、成功の可能性を秘めたオタク系秀才男子を励ます。
ペギー・スー自身も、起業の夢を改めて抱く。
チャーリーとは恋人関係で、熱心なアプローチも受けていたが、
現在の離婚の危機を思い、別れるべきか、迷う。

つまらない中年男になったと思ったチャーリーだったが、
高校時代には歌手志望で、クラブで認められてステージにも立ち、
レコード会社と契約寸前まで行っていた事をペギー・スーは改めて知る。
結婚に関しても、生活を支える覚悟を持って臨んでくれていた。

疎遠になっていた祖父母に会いに行き、現代に戻る儀式を授かる。

無事現在に生還したペギー・スー。
浮気を反省していたチャーリーと、よりを戻す。


今作の公開が1986年で、
奇しくも前年に同様のタイムスリップものの大ヒット作
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が公開されている。
「バック〜」が、冴えない現在を作り変えるという
明確な目的を持っていたのに対して、
今作はヒロインの目的が曖昧で、行動の意味が弱い。
ラストも夢オチのよう。

「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」といった
骨太の大作で知られるコッポラ監督だけど、
意外に80年代は「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」といった
青春映画も手掛けている。
今作もその流れなのかもしれないけど、色々中途半端だなぁ。

キャスリーン・ターナーは「白いドレスの女」の
クールなファムファタールのイメージだったのだけど、
今作辺りから太り始めて、かすれ声と相まって、プアホワイト感が滲む。
でも、今作でアカデミー主演女優賞にノミネートされてるのね。
他にもっとあるだろうと思うのだけど。

高校の同級生役でジム・キャリーが出演している。まだ脇役。
顔芸や動作がちょっとうるさい。
日本にはこれがほぼ初お目見え。
90年代にイロモノ的なコメディ映画で注目され、
本格的に演技が認められた「トゥルーマン・ショー」公開が1998年。
それなりに下積みが長い。成功して良かったね。

ペギー・スーの娘の役はヘレン・ハント。まだ脇役。

ニコラス・ケイジはわざとあの変な喋り方にしてるのかな。
よくわからない。



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