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マンガ家Mの日常
誕生日の深夜、
HDに録画してある中からケーキを食べながら楽しめる映画を探す。
最近はすんなり楽しめる映画が少ない。
社会派のシリアスな作品も大事なんだけどね。


ロンドンの大手の金融会社で優秀なファンドマネージャーとして働くミリー。
業績が認められ、華やかに昇進。
上司でもある優しいイケメンのチャーリーと同棲中で、婚約間近。
しかし、オペラ歌手への憧れを捨てきれないミリーは、
一念発起して修業すべくスコットランドの教師の元へ出向く。

元有名なオペラ歌手メーガンは田舎町の自宅で、地元青年マックスを指導中。
どうにも素人臭いミリーだったが、才能を感じたのと、授業料目当てで
レッスンを引き受ける。
ミリーは地元に1軒だけの宿に長期滞在を決め、レッスンに励む。

徐々に才能を開花させ、コンテストの予選をめでたく通過。
メーガンは、高度なテクニックを持ちながらも感情表現に乏しいマックスを
精神的に成長させるべく、ミリーとのデュエット等を指導する。
以前からミリーに惹かれていたマックスは恋心を募らせ、
ミリーもマックスに惹かれるようになるが、
チャーリーの存在があり、マックスをはねつける。

コンテスト本選でマックスは遂に優勝し、オペラ歌手デビューを掴む。
3位入賞のミリーは、優勝を目指して修業継続を決意。
予選通過で有名になったミリーを誇らしく思っていたチャーリーだったが、
オペラ歌手を本気で目指すとは信じておらず、破局する。

3年後、マックスの主演舞台で、病欠する相手役の代理としてミリーが選ばれ、
再会した2人は改めて恋に落ちる。


何と言うか、悪人が出て来ないハッピーなロマンス映画。
ミリーが成功者でお金持ちなのも、嫌味なく町の人達に受け入れられている。
トントン拍子に行くのは物足りなくもあるけど、これはこれで良いのかな。
英国ではスーザン・ボイルのような人が一瞬でスターになったし。
ミリーが過去にどれくらい歌のレッスンを受けていたとかわからなくて、
やっぱりちょっと突拍子無い展開だとは思うけど。

マックスはどうやら孤児だったらしい?
その辺もはっきりしない。
メーガンこそかなりワケありっぽいけど、それもはっきりしない。
ファンにその田舎町の家を貰ったそうだけど、なぜそこに住む事にしたのか。
プライドが高くて、周囲と摩擦を起こして落ちぶれたのか?
パブの店主ラムゼイとの恋愛関係?も不明。
メーガンとマックスの関係性も、何かありそうで何も無い。
生き別れになった実子?とかいう設定も考えた。
過去の複雑な恋愛が原因で仕事を失って、田舎暮らしになったとか。
不倫相手から家を与えられ、身を隠すように移り住んだとか?
でも、マックスには自分が母親だとは告げられなかった、とか?
どうだろ。ありえなくは無い?
メーガン、最初は物言いがキツかったけど、良い人だったし。
ミリーに対しても熱心に適切な指導をしていたけど、
マックスを見守る雰囲気はもっと深いようにも見えた。
そうした背景の設定があっても不思議ではないけど、
ミリーから話が逸れるからボカしたのかな。

アメリカ映画の常道に慣れちゃってると、うがった見方をしちゃいがち。
ハッピーで優しいストーリーもありだよね。

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