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マンガ家Mの日常
母の日に関連付けたわけではなかったけど、
ファミリー・コメディ映画。


対象的な双子の兄弟。
サーファーの弟カイルは、チャーミングな容姿で学生時代からモテモテ。
ボードを持って歩く姿がイケてると、
バーベキューソースのパッケージに使用され、肖像権収入で大金を稼ぐ。
肛門専門医の兄ピーターは、現在シングルファーザー。
弟に対するコンプレックスを抱いている。

母親ヘレンはシングルマザーとして2人を育てつつ、
自由奔放な人生を歩んで来た。
ピーターは亡くなった父親と信じていた男性がTVに出ているのを見て、
ヘレンに問いただすと、父親は別の人だと告げられる。
若い頃、多くの男性との付き合いがあり、父親が誰かわからないとも。

2人は、父親候補の元アメフト選手ブラッドショーに会いに行く。
ブラッドショーは2人を歓迎するが、ヘレンの妊娠時期を考えると、
父親は自分ではなかったと気付く。

2人は次の父親候補、投資家のロナルドに会いに行くが、
ロナルドもまた違った。

3人目の父親候補、元麻薬捜査官オキャラハンに会いに行くが、
着いたその日が本人の葬儀だった。

4人目の父親候補、医師のティンクラーに会いに行くと、
ティンクラーは慌てて逃げ出すが、ようやく真実を語ってくれた。

ティンクラーとヘレンは当時、ボランティア活動をしていて、
ヘレンはDVから逃れた女性の出産に立ち会った。
女性は亡くなり、ヘレンは生まれた双子を引き取る決意を固めたのだった。
実の両親の身元は全く分からなかったが、2人はヘレンの深い愛情を感じた。

女性にモテないのがコンプレックスだったピーターは、
カイルの後押しもあり、旅の途中で出会った女性と付き合いを深める。
パッケージの契約を切られ、経済的ピンチに陥りそうだったカイルは、
旅の途中で助けた男性にインスパイアされたアプリの開発で、
再び高収入を得るようになる。


父親の面影を追って旅をしながら、自分探しをしつつ、
家族の絆を深めて行くという設定は、
40代半ばの中年男性がやるには、いささか大人気ない感じはあるけれど、
アメリカ映画って、そういうのよくあるよね。
40代って、人生の節目なのかな。
全体として、ホッコリしたコメディで、テンポも良く、楽しんで見られた。
家族ものの小品ながら、グレン・クローズ、クリストファー・ウォーケン
といった大物俳優も顔を出している。

ピーター役のエド・ヘルムズは「ハング・オーバー」等のコメディ俳優。

カイル役のオーウェン・ウィルソンは、何故か少しお肌のケアが不調だけど、
撮影当時50歳目前ながら、チャーミングな魅力が衰えない。
幾つになっても、ちょっとおバカなモテモテ金髪美男子役ばかりで、
本人も思うところがあるかもしれないけれど、
女性ファンにとっては欠かせない存在。


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