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マンガ家Mの日常
検索すると「斎藤工お勧め映画」というフレーズがバンバン出てくる。
「さんまのまんま」にゲストで出た時に紹介してたから。

WOWOWとかで斎藤工が映画紹介みたいなコーナーをやってるのは知ってたけど、
映画って、自分の中である程度感想が熟成された後でないと
他の人の意見を聞くのはどうなのかなっていうのがあって、
斎藤工に限らず、あまり映画評は見ないようにしている。
ドラマを見ていないんで斎藤工についてあまり分かんないんだけど、
落ち着き払った感じで映画について語られるとね、ちょっと癪にさわる。

この映画、ベルリン映画祭とかに出品されたらしいんだけど、
それにしてもB級感満載のこの邦題は何なんだろう?
B級作品として売りたかったのかな?
原題はどうなのかな?


ノルウェー山間部で除雪作業に従事するニルスは
市から表彰される程の実直な働き者。
息子のイングヴァルは空港職員だったが、知らずに友人の麻薬密輸に手を貸し、
麻薬をネコババしたと疑われて、マフィアに麻薬を注射されて殺される。
警察は若者が麻薬の過剰摂取をしたとして捜査しようとしないが、
ニルスはマフィアの仕業だと聞きつけ、復讐を始める。
小物を次々捕まえて情報を聞き出し、殺害。ボスの正体に迫る。

部下を殺されたマフィアのボスは、セルビア系マフィアの仕業と勘違いし、
相手ボスの息子を殺害してしまった為、
セルビア系マフィアとの戦いに移って行く。
一人、また一人と殺されて行く。


ストーリーは甚だシンプル。
なのでB級扱いにしたのかな?
とは言え、広大な雪景色を背景にした映像はエキゾチックで荘厳、
北欧ならではの画面の演出は素晴らしかった。

ブラックユーモアと言われてしまえば、そうなのかな、とも思う。
息子を殺された父親の復讐劇とだけするには、
マフィアの人間関係等に小ネタが多かった。
お勧め作品かと言われると、そこまでではないかもしれないけど、
B級と位置付けるのも当てはまらないような?
コーエン兄弟の「ファーゴ」とか思い出しちゃったんだけど。

地元マフィアのボスは若い2代目で、スタイリッシュな家に住んでる。
インテリアが凝っていて、人の顔型の椅子だとか、色々面白い。
バスタブだけチープな作りなのは何故だろう?
普段使いの車もスポーティな超高級車でカッコイイ。

ニルスは復讐の為にボスの息子を誘拐するが、
何故かニルスにやたら懐いて可愛い。孫とおじいちゃんみたい。

復讐にきたセルビア系マフィアの部下達は、待ち時間の間
浮かれて雪山ではしゃぎ回るし、パラグライダーの事故で死んじゃうし、
地元マフィアの若いイケメン部下はいちいち一言多いし、先輩とゲイ関係だし。
一方で警察は全く意味をなさないし、死体を見て吐いたり泣きじゃくったり。
何だったんだろう?

やっぱりブラックユーモア映画なのかな。

イングヴァルもイケメンだったのに、すぐに殺されちゃって出番が少ない。
勿体無い。

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