忍者ブログ
マンガ家Mの日常
12シーズンに渡った大ヒットシットコム、遂に完結。

寂しい。

長年海外ドラマを見続けて来た中で、
いくつかの、自分にとって形容しがたい位置付けと言える作品の一つ。


カリフォルニア工科大の天才学者達のグループ。
皆、オタクで、ちょっと変わり者で、コンプレックスだらけ。
中でも、IQ187の超天才物理学者のシェルドンは、
アスペルガーと思われる障がいがあり、
周囲とのコミュニケーションが上手く取れない。
親友のレナードでさえ、シェルドンの言動に常に手こずっている。

そんな彼らも、それぞれパートナーを得て、家庭を築き始め、成長する。

勿論、見ているこちらは彼らの天才には遥かに及ばないけれど、
少しのプライドと、社会への不適応での悩みには、大いに共感する。
大笑いしながらも、彼らの優しさにじわっと慰められる。

最終話では、
シェルドンはパートナーのエイミーと共にノーベル物理学賞を受賞するも、
自分勝手な言動で、レナード達に愛想をつかされそうになる。
それでも、シェルドンを突き放せないレナード達と、
授与式のスピーチで、レナード達への謝罪と感謝を述べるシェルドン。

きっと、この先も同じような失敗を繰り返すのだろうけど、
雨水が岩を穿つように、少しずつ少しずつ成長していく。

シットコムなので、特定のグループの中でドラマが描かれる訳で、
人間関係の繋がりが濃密。
通常ではなかなかあり得ない設定だけど、やはり羨ましい。

作家として見た時、
狭い室内で、特定のメンバーのみで、あれだけ多くのエピソードが展開される、
脚本の技量に敬服する。


次にまた、深くハマれるドラマに出会えるのはいつになるだろうか。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック