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マンガ家Mの日常
やっと少し寛いで映画を見る気分になれました。

たっくさん溜まってるけど、
あまり難しく無さそうで、楽しく見られるものをチョイス。

1880年頃、まだ男女差別の厳しいイギリスが舞台。
貧しい階級の人達や虐げられた女性の権利の為に奮闘するシャーロットと
若い医師モーティマーの物語。
...って、この先はちょっと書きづらいよね、
だって、女性用バイブレーター発明の話なんだから。
なんか、一応事実に基づく話らしいです。

当時、上流階級の女性達は夫に相手にされない状況が続くと、
専門の医師の元に来て治療を受けていた。
...って、どう見ても只の性的マッサージ。
なんで自分でしないのかな?
この時代、こんなんだったの?

モーティマーは仕事場を点々とするうちに
この治療の権威であるベテラン医師ダリンプルの元に辿り着く。
暫くは実力を発揮するが、人気が出て患者が増え過ぎて
手の使い過ぎで痙攣に悩まされるようになり、失職。
発明家の友人の家で無聊をかこつうち、機械の利用を思いついた。
これがバイブレーターの始まり。
こんな歴史があったんですねぇ。

女性の性的不満やストレスは、当時、ヒステリーとして精神病扱いだった。
そう言う女性を見下げた見方と、差別が徐々に崩されて行く時期でもあった。
今じゃ考えられないよね、女性には参政権どころか、人格権も無かった。

全体にユーモアと人情と、可愛らしいロマンスがあって、良い作品でした。
主演のヒュー・ダンシーについては無知でした。
出演作を見ると、いくつか見た記憶はあるのだけど、あんまり覚えてない。
きっとこれからもっと活躍する俳優でしょう。


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